宮古島市議会 > 2021-03-22 >
03月22日-07号

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  1. 宮古島市議会 2021-03-22
    03月22日-07号


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    令和 3年  3月 定例会(第2回)          令和3年第2回宮古島市議会定例会(3月)議事日程第7号                           令和3年3月22日(月)午前10時開議 日程第 1  一般質問 ◎会議に付した事件    議事日程に同じ            令和3年第2回宮古島市議会定例会(3月)会議録 令和3年3月22日(月)                                     (開議=午前10時00分) ◎出席議員(24名)                          (延会=午後4時45分)┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃ 議   長(10番)  山 里 雅 彦 君  議   員(13番)  前 里 光 健 君 ┃┃ 副 議 長(12〃)  高 吉 幸 光 〃    〃  (14〃)  下 地 信 広 〃 ┃┃ 議   員(1 〃)  下 地   茜 〃    〃  (15〃)  砂 川 辰 夫 〃 ┃┃   〃  (2 〃)  仲 里 タカ子 〃    〃  (16〃)  我如古 三 雄 〃 ┃┃   〃  (3 〃)  島 尻   誠 〃    〃  (17〃)  下 地 勇 徳 〃 ┃┃   〃  (4 〃)  友 利 光 徳 〃    〃  (18〃)  粟 国 恒 広 〃 ┃┃   〃  (5 〃)  狩 俣 勝 紀 〃    〃  (19〃)  上 地 廣 敏 〃 ┃┃   〃  (6 〃)  新 里   匠 〃    〃  (20〃)  平 良 敏 夫 〃 ┃┃   〃  (7 〃)  平   百合香 〃    〃  (21〃)  佐久本 洋 介 〃 ┃┃   〃  (8 〃)  平 良 和 彦 〃    〃  (22〃)  棚 原 芳 樹 〃 ┃┃   〃  (9 〃)  上 里   樹 〃    〃  (23〃)  濱 元 雅 浩 〃 ┃┃   〃  (11〃)  狩 俣 政 作 〃    〃  (24〃)  眞榮城 徳 彦 〃 ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◎欠席議員(0名) ◎説 明 員┏━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━┓┃ 市       長 │ 座喜味 一 幸 君 │ 上 下 水 道 部 長 │ 兼 島 方 昭 君┃┃ 企 画 政 策 部 長 │ 友 利   克 〃 │ 会 計 管 理 者 │ 上 地 成 人 〃┃┃ 総  務 部  長 │ 宮 国 高 宣 〃 │ 消   防   長 │ 来 間   克 〃┃┃ 福  祉 部  長 │ 下 地 律 子 〃 │ 総 務 部 次 長 │ 宮 国 泰 誠 〃┃┃           │           │ 兼 総 務 課 長 │          ┃┃ 生 活 環 境 部 長 │ 垣 花 和 彦 〃 │ 企 画 調 整 課 長 │ 上 地 俊 暢 〃┃┃ 観 光 商 工 部 長 │ 楚 南 幸 哉 〃 │ 総 務 部 次 長 │ 砂 川   朗 〃┃┃           │           │ 兼 財 政 課 長 │          ┃┃ 振  興 開  発 │ 下 地 秀 樹 〃 │ 教   育   長 │ 大 城 裕 子 〃┃┃ プジェクト局長 │           │           │          ┃┃ 建  設 部  長 │ 大 嶺 弘 明 〃 │ 教  育 部  長 │ 上 地 昭 人 〃┃┃ 農 林 水 産 部 長 │ 松 原 清 光 〃 │ 生 涯 学 習 部 長 │ 下 地   明 〃┃┗━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┛ ◎議会事務局職員出席者  事  務 局  長  友 利 毅 彦 君   次  長 補  佐  砂 川 晃 徳 君  次       長  与那覇 弘 樹 〃   議  事 係  長  川 満 里 美 〃 ○議長(山里雅彦君)   これより本日の会議を開きます。                                     (開議=午前10時00分)  本日の出席議員は23名で、定足数に達しております。  本日の日程は、お手元にお配りした議事日程第7号のとおりであります。  この際、日程第1、一般質問について、先日に引き続き質問を行います。  本日は狩俣政作君からであります。  これより順次質問の発言を許します。 ◆狩俣政作君   一般質問3日目ですね。ちょうど今の時間帯、具志川商業が甲子園で野球していますけども、しばらくの間お願いします。すぐ質問に入ります。  1の市長の施政方針についてですけども、まず1番目、本市における新型コロナウイルス感染症対策についてです。①の水際対策ですけども、これ多くの議員が質問をしておりますが、市長は公約の中でですね、宮古島市独自での水際対策として、PCR検査を実施して陰性証明書を発行する、費用は市の財源も含めて、国、県とも協力調整をして行うとおっしゃっておりましたが、この水際対策と陰性証明書、私は分けて考えるべきと思っておりますので、別々に質問を行います。  宮古島市の水際対策としての考えは、県が那覇空港で行っている事業を踏まえながら連携していくと答弁しておりましたが、その認識でよろしいですか、お伺いします。 ◎観光商工部長楚南幸哉君)   新型コロナウイルス感染症に対する水際対策としては、まず県による宮古空港及び下地島空港への旅行者専用相談センター分室が設置されております。また、本市の対策としては、宮古島観光協会へ委託事業により、観光関連事業者への感染対策防止品の配布やポスター、横断幕での注意喚起のほか、宿泊、飲食業施設を巡回し、感染対策指導を実施しております。観光客を対象としたPCR検査につきましては、現在県が那覇空港で実施しております。県の取組状況を見ながら、本市での検査実施については県と連携して検討していきたいと考えております。 ◆狩俣政作君   沖縄県は、令和3年2月3日より、県への渡航者を対象に那覇空港内でPCR検査を実施しております。この事業内容ですが、国や自治体独自の緊急事態宣言が発令されている地域から沖縄へ渡航を対象に、那覇空港でPCR検査をする。事前申込みで費用は7,000円です。県内在住者は5,000円です。今後は、本土便が就航する宮古空港や石垣空港にも実施を視野に入れているとおっしゃっておりました。そういうふうに県は発表しております。この沖縄県独自の水際対策PCR検査は、自己負担になっております。県外は7,000円ですね。県内は5,000円。事前申込みの希望者のみです。この事業でPCR検査を希望する人がほとんどいないそうです。そうですよね。わざわざ旅行先に来て、空港でPCR検査を受ける人はいないと私も思います。例えば東京直行便で宮古島に来て、空港でPCR検査を受けて、陽性反応が出たら、即入院です。一緒に来た友達、家族含めて濃厚接触者ですから、2週間の行動自粛、そんなリスクを冒してまで空港での検査をやりますか、自腹でそれも。今後、県がこの事業を実施して、何らかの通知が宮古島に来たら、宮古島はこの事業を行いますか、伺います。今後、宮古島にもやると県は話をしているんですが、この通知が来たら宮古島はやりますか。 ◎観光商工部長楚南幸哉君)   これ宮古島市は分かりませんが、県が行うということでございますよね。PCR検査のほうは県が行うということであります。 ◆狩俣政作君   それでは、市長にお伺いします。市長は受けますか。 ◎市長(座喜味一幸君)   この水際対策等々、大変重要でありますから、県と連携しながら、やはりしっかりと対応していく。そして、この効果的な方法についてもしっかりと対応していく。それに対しては、しっかりと受けていくべきだと思っております。 ◆狩俣政作君   要は、今現在このPCRの検査を受ける方がいないそうですよ。事前申込みで、自腹で7,000円も払って。今スーパーでも3,000円で売っています、PCRキットは。それを受け入れるかという話をしているんですけども、じゃ今宮古島独自で水際対策を行っていくというような協議を行っていますか、伺います。 ◎観光商工部長楚南幸哉君)   現在のところ行っておりません。 ◆狩俣政作君   市長、何も協議していないんですか。じゃ、県のこの方針待ちというか、この付近でもなかなか誰も受けないPCR検査が、これを待っている段階ですかね。ちょっと不思議に思います。いいです。次に行きます。  ②、陰性証明書の発行についてです。これも多くの議員が質問しておりますけども、先日の平良和彦議員の質問に市長は、法的根拠がなく、誤りだった、妥当ではなかったと答弁して、事実上の公約撤回をしました。新聞紙面にも大きく載っておりました。では、市長がこの法的根拠がないと思ったのはいつですか、お聞きします。 ◎市長(座喜味一幸君)   日にち的には正確ではありませんが、就任間もなくだったと思っておりますが、感染症の権威者であります沖縄県立中部病院高山義浩先生、いろいろとレクチャーを受けさせてもらいました。今の感染拡大を中心に議論しながらも、この水際対策について、離島にとっては大変重要であるがというようなことでの水際対策についても相談をさせていただきましたが、今でいう感染、インフルエンザ等感染症法ですか、そういうものの中では、検疫法では外国は規定されているけれども、国内については強制力がないというようなご指導を受けさせていただきました。そういう中でも、しかしながらこの離島にとっての水際対策、何らかの方法としては考えていかなければならないというようなこと等も踏まえておりますから、現状の法律の中での強制力がない、義務化はない、しかしながら日進月歩変わっておりますこのPCR検査等々含めて考えるときに、やはり国としても、また沖縄県そのものとしても、観光客に対してPCR検査の協力という形になりますんで、我が方もこの協力体制をもってしっかりと水際対策をすべきだというふうに理解をいただきたいと思います。 ◆狩俣政作君   市長、今法的根拠がないと分かったのは1月、就任間近とおっしゃっていましたけども、先日の平良和彦議員の答弁に、陰性証明書については観光関連産業などにも協力を依頼したいと述べ、新聞記者の取材に対しても陰性証明書の提出の協力を求めたいとおっしゃっております。陰性証明書のこだわりがかなり強いかなと思いますけども、じゃ陰性証明書の有効期限というのは何日かご存じですか、お伺いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   基本的には72時間、3日前の陰性証明ということでハワイが初めてやっておりましたので、また陰性証明については3日以内の72時間が基準になっていると。 ◆狩俣政作君   そのとおりですね。つまり、二、三日でこの証明が切れる。PCR検査をして陰性になっても、2日後には陽性になる可能性もあるということです。これをいまだに陰性証明書の提出を求めたいという根拠が私には分かりませんけども、これからは陰性証明書ではなくて、ワクチンの接種が始まります。ワクチンの接種証明書のほうがいいんじゃないですかね。市長、お願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   ワクチン接種、極めて大変重要でありますから、速やかにワクチンの接種ができること、それが一番確実な方法であることは認識しております。しかしながら、ワクチン接種完了までに、完了といいますか、効果が出るまでに、第4波とも言われるような事態等が想定されると言われておりますが、そういうこと等を踏まえますときに、やはりこのPCR検査も併せてやらなければならないと思っておりますし、また都市部においてはモニタリング等々のPCR検査、そういうもの等が進んでおりますから、PCR検査の効果的な実施というのも必要ではないかというふうに思っております。 ◆狩俣政作君   ③の質問に行きます。クラスターを未然に防ぐPCR検査についてです。これは、本市においてですね、医療従事者、介護従事者、高齢者等に対して定期的にPCR検査が行われるよう、国、県から予算がついております。今回の当初予算でも、保育士に対し、県2分の1の補助で年3回のPCR検査が行われます。4か月に1回で果たして大丈夫なのかということが懸念されますけども、年3回という算定根拠を伺います。 ◎福祉部長(下地律子君)   保育士等のPCR検査の年3回の根拠ということでございますが、こちらのほうは県の補助事業となっておりまして、2分の1が県の補助となっております。県のほうから具体的な詳しい要綱等はまだ示されておりませんが、予算上といいますか、年3回ということで計上させていただいております。その年3回の根拠ということにはならないと思うんですが、県のほうから示されているのが今年3回までということになっております。 ◆狩俣政作君   年3回は少ないかなという気がしますので、今後状況を見て、回数を増やすなり検討したほうがいいと思います。また、これ学校の規模にもよるんですけども、小中学校も結構密になりやすい環境にあると思います。そういったクラスターの発生率が高い、そういう学校の職員に対しても定期的なPCR検査が必要だと思いますけども、市長の考えをよろしくお願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   もちろん集団的なクラスターの発生、これはぜひとも守らなければならないと思っておりますし、しっかりと対応すべきだと思っております。特に今後注意しなければならないなと思っているのが特異株の状況等々を踏まえてですね、しっかりと注視しながら、しっかりとした対応をしていくことが大変重要だと思っております。                 (傍聴席から何事か声あり)
    ○議長(山里雅彦君)   静粛に願います。 ◆狩俣政作君   しっかりと予算をつけてですね、取組をよろしくお願いします。  次に行きます。2番です。入島協力金制度についてです。①、どのような取組が行われているのかということですけども、施政方針でですね、環境の保全と持続可能な観光の両立に向けて入島協力金制度の創設を検討とありますが、今現在の取組状況をお伺いします。 ◎観光商工部長楚南幸哉君)   入島や入域に係る協力金については、先週も各議員にお答えしましたが、環境保全などに活用されております環境協力金ですね、保全されている、私これいい事業だなと思います。本市としましても、観光地の整備や維持管理に活用する財源として注目しております。次年度は、駐車場など観光地の有料化と併せて、宮古島市の観光推進協議会で検討していきたいと思います。 ◆狩俣政作君   沖縄県もですね、観光客から一定の税金を取ろうという制度として、環境未来税という形で行おうとしておりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて観光客も激減しているという中にあって、県の観光協会からもちょっと待ってほしいと要請があって、今現在ストップしております。そんな中にあって、宮古島市が独自で行うこの入島協力金制度、公開討論会で、市長は入島協力金という形を設けて、ごみの対処、海の掃除、道路、彩りの問題、ソフト事業に活用していくと話しております。とても幅広い。では、この入島協力金制度で出る収益、金額はおよそどのくらいか算定しておりますか、伺います。 ◎観光商工部長楚南幸哉君)   これから協議していきますが、幾らぐらい取るかという形で料金のほうもありますので、これから検討してまいりたいと思います。 ◆狩俣政作君   これから協議をするんですか。遅いんじゃないですかね。こういうふうに使われるとうたっている中で、何も協議をされていない。じゃ、入らなければどうするのか。市長が話しているごみの対処、海の掃除、道路云々というのはそれぞれ予算がついております。じゃ、お聞きします、市長に。この入島協力金制度、いつ頃開始する予定ですか、お聞きします。いつ頃開始する予定ですか。 ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午前10時18分)  再開します。                                     (再開=午前10時19分) ◎市長(座喜味一幸君)   1つは沖縄県で宿泊税等検討していたことを理解しておりますけれども、私はやはり県全体というよりも、特に離島においては、離島のいろんな抱える課題があると思っておりまして、地域をよく理解した自治体でもって入島協力金を創設することが望ましいというふうに思っております。  そして、この入島協力金、これからるるどういう方法で幾らぐらい徴収していくのか、用途をどうしていくかというのはこれから具体的には詰めに入るわけですが、できましたらば、やっぱり持続可能な観光というのはどういうことなのかということは、やはり自然、それから観光客のおもてなし等々を含めた、そういう利用というものを検討していくべきだと思っております。 ◆狩俣政作君   私の質問に対してですね、簡潔にお答えお願いします。いつからやるのかという部分と、どれぐらいの収益を見込んでいるのかと私は聞いたんですけども、多分何も話していないと思うので、この話は次に行きます。                 (「考えていないということか」の声あり) ◆狩俣政作君   うん。次、3号の離島医療の拡充、支援拡充についてですね。①の地域完結型医療についてです。この地域完結型医療の概要と現在の取組を伺います。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   地域完結型医療の概要と取組状況というご質問でございました。沖縄県の地域医療構想におきまして、地域完結型医療とは、高度な医療を含む全ての医療を地域で完結するということではなく、生活に必要な救急や産科、回復期の医療等を地域で充実し、住み慣れた地域で生活を維持することというふうに位置づけております。本市におきましても、地域完結型医療につきましては、高度な医療も含む全ての医療を宮古島市地域で完結することを目標とするものではなく、生活に寄り添う形で提供される必要がある産科医療の充実支援、それから高度な医療を必要とするがん患者等への渡航費の支援等を拡充することで、地域完結型医療体制の構築につながると考えております。このような方針に沿って、宮古島市で現在行っておりますのは、宮古島市産婦人科医療施設整備事業、これは既に実施しておりますが、それから産後ケア事業、それから難病患者等への支援の拡充等を行っているところでございます。 ◆狩俣政作君   では、次の質問の難病患者の件の話をします。市長の施政方針にですね、がん患者、難病患者等の渡航費、宿泊費支援の拡充に努めるとあります。現在難病患者の渡航費というのは、1人1万3,000円の付添いを含み、宿泊費が8,000円の年2回です。昨年はコロナの影響もあって、島外への受診を見合わせる方もいましたので、申請者数は減ったと思いますけども、この令和3年度の予算には200万円ぐらい増額になっております。これは、令和元年度の利用者数からのおよその見込みと思いますけども、今後この難病患者等渡航費が拡充されるんですか、お伺いします。市長にお伺いします。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   難病患者等の助成支援についてお答えいたします。これまで難病患者等の渡航費、宿泊費の支援については一律年2回でございましたけれども、放射線治療のために渡航している方からの回数増に対する要望も多くありました。令和3年度、新年度からは、放射線治療のために渡航する方、約25人については3回へ増やして、確認しまして45万円の予算を増額してございます。また、難病患者の付添人につきましても、少子高齢化に伴い、扶養義務者の人数が少ないという状況がありますので、この状況に鑑みまして、従来は家族に限定していた付添いの対象者を3親等以内の親族というふうに拡大をしております。予算総額で議員からもございましたとおり、前年度当初予算と比較しまして、令和3年度は203万7,000円の増額で予算を編成しております。 ◆狩俣政作君   放射線治療の方のみですけども、難病患者の中には特定疾患もたくさんいてですね、毎月行っている子もいますので、その辺のところにも拡充できるよう、市長、よろしくお願いします。  次に行きます。③ですね。子宮頸がんワクチン副反応の被害者への医療費の支援についてです。これ、子宮頸がん予防ワクチン接種後の症状に対する支援補助の予算が485万6,000円ついております。大体1人当たり120万円ぐらいですね。前年度比で16万円の減になっておりますが、これはたしか去年9月の私の一般質問で利用者が6人から4人に減っているという話でした。これに伴う予算減だと思いますけども、この子宮頸がんワクチン接種後の症状に対する支援補助、渡航費は県内の往復分を助成、回数は制限なし、宿泊費8,000円ちょうどで助成、県外の渡航費に対しても年5回を上限に渡航費の半額助成、宿泊費は1万1,000円、これは県外ですね、医療費も全て支援していると。市長の施政方針の文言にある子宮頸がんワクチン副反応被害者における医療費等の支援を行い、経済的精神的負担の軽減を図りますというのは、この現行の支援補助に加えて何かを支援するということですか、お伺いします。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   狩俣政作議員からご指摘がありましたとおり、子宮頸がんのワクチンの副反応と思われる状況がある皆様への医療費の支援につきましては、狩俣政作議員のほうからありましたとおりの支援を行っております。現在も引き続き支援を行っておりますので、継続してですね、支援を行っていきたいというふうに考えております。また、現在6名の方を把握して支援を行っているところでございますが、それ以外の方についてもですね、それ以外といいますのは、今後も市民を対象に、そういう副反応と思われるような被害が出て、反応が出ている方がいらっしゃればということで、広報紙、それからいろんな機会を通してですね、呼びかけまして、この6人の方以外についても、そういう方がおれば支援を行っていきたいというようなことでございます。 ◆狩俣政作君   じゃ、次の質問に行きます。④、不妊治療者への支援についてです。この不妊治療渡航費助成金は、予算は毎年54万6,000円ですけども、直近のこの人数が分かれば教えてください。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   大変申し訳ありません。今手元に人数の資料がありませんので、後でご報告したいと思います。 ◆狩俣政作君   毎年同じ予算なので、人数がずっと一緒なのかなと思って質問しました。この不妊治療に関してはですね、県の治療費助成制度もあります。令和3年1月からは新制度ができて拡充されておりますが、本市は様々な渡航費の中でも、不妊治療に対しては1人1万3,000円で年3回とずっと変わっておりませんが、市長、不妊治療に関しては市独自でもっと取り組んで拡充してもいいと思いますけども、市長の見解を伺います。 ◎市長(座喜味一幸君)   しっかりとですね、まず現場の把握、それからニーズ、そういうものをしっかり再度把握しながら対応していきたいと思います。 ◆狩俣政作君   市長、ぜひよろしくお願いします。  次に行きます。4番…… ○議長(山里雅彦君)   生活環境部長から先ほどの質問に対しての答弁があります。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   先ほどの不妊治療、実際に受けられている方ということですけれども、これはあくまでも延べ人数でございますが、令和元年度の実績でいいますと、延べ人数で30人ということになっております。 ◆狩俣政作君   分かりました。  4番の質問に行きます。子育て支援、教育環境の充実についてですけども、①、子供の貧困解消についてです。3月16日に政府は、菅総理大臣も出席した関係閣僚会議で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で生活に困っている所得の少ない子育て世帯に対し、子供1人当たり5万円の給付を新たに支給すると決定しました。内容は、住民税が非課税世帯で、ひとり親世帯と両親がいる世帯も対象にし、収入が減っている子育て世帯を幅広く支援するとのことです。新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中、所得の低いひとり親、2人親世帯に支給する、とてもいいことと思います。市長は、施政方針にですね、子供の貧困解消として、居場所や食事の提供、生活指導、学習支援などを行いますと述べております。具体的に居場所とはどんな施設なのか、食事の提供も生活指導も学習支援もどのように行っていくのか。12月の福祉部長の答弁でですね、貧困世帯や高齢者一人暮らし世帯、多子世帯などへの食事の提供を行ってとありましたけども、どのような形で提供していくのかお伺いします。 ◎福祉部長(下地律子君)   12月の答弁と同様の内容もあるかと思いますが、生活困窮世帯や高齢者一人暮らし世帯、多子世帯などの自宅を生活困窮者自立相談支援員やコミュニティーソーシャルワーカーなどが訪問し、フードバンクからの食品提供を行っております。また、子供の居場所につきましては、沖縄子どもの未来県民会議によるおきなわこども未来ランチサポート事業により、フードバンクを通して食品提供を行っております。また、コロナ禍の緊急事態宣言期間中におきましては、子供の居場所については通塾停止としていた部分ありますが、食事を必要とする世帯についてはお弁当の配食を行いました。また、子ども食堂については予約制とし、玄関前にてお弁当形式での配付を行いました。 ◆狩俣政作君   子供の貧困解消は、まず貧困世帯を把握することが大事だと思います。朝御飯を食べることができない子供がたくさんいます。子供の貧困対策事業による、子供の居場所、子ども食堂もそうですけども、食品を提供するのもとても大事ですが、私はいつもそこに行けない子供も知っております。なかなか行けない、足を運べない。そういう子供にもちゃんと食事が与えられるように、前々から言っている貧困世帯の定期的な食の配送を推進してほしいです。業者だけで行うのはかなり厳しいので、いろんな民間の力も借りながら、連携してやっていただきたいと思います。ぜひともよろしくお願いします。  次に行きます。②、県大会、全国大会の派遣費についてです。市長の施政方針にも、公約にも、県大会、全国大会へ派遣される際の旅費を支援し、保護者の負担軽減に取り組むとありますが、現在の補助は県内遠征費は航空券の半額補助、県外が航空券の7割補助です。新年度の予算でこの選手派遣費は前年度比450万円増になっておりますが、これは令和元年度の実績に基づいた算定をしたと思います。そのときは、各学校の部活でかなり成績が優秀で、九州大会にたくさん行った経緯がありますが、ではこの選手派遣費拡充に取り組むと言っていますが、さらなる支援があると思いますが、どのような支援を行うのか、お伺いします。 ◎教育部長(上地昭人君)   先ほど狩俣政作議員が質問の中でおっしゃいました令和元年度の実績を基に、452万円増額の2,199万1,000円を予算計上しております。今後どのような具体的な増額策があるかということでございます。考えられるのは、県内航空賃を5割から7割に増額してあげると約700万円の予算増になります。ちなみに、令和元年度実績でいきますと、1,916人が対象となっております。  続きまして、仮に宿泊費を県内4,000円、県外5,000円を仮に助成した場合の増額分は約900万円になります。これは一括交付金で対応しておりまして、一括交付金の継続も含めまして、これはやはり予算が伴うことですので、財政当局とは予算に対してしっかり協議をして、現場の実情に応じた、そして学校の先生方、保護者の意見も十分に聞きながら、何が足りないのか、どれくらい足りないのか、そこら辺をしっかり見極めながら、財政当局と協議してまいりたいと思います。 ◆狩俣政作君   市長、実はですね、部活に入らない児童生徒は多くいます。ネックになるのが派遣費です、実際に。どんなに地区でいい成績を収めても、県に行けないんです。本人がそう思っているんですよ。自分の家庭を分かっているから。そういう部分をですね、しっかり市長、支援すると言っているんですから、予算づけをして、それできるようによろしくお願いしたいと思います。それに対しての見解お願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   沖縄本島全体の大会派遣費等の保護者の負担というのが、特に那覇辺りになりますと2万円ちょっとなのです。それに対して離島の保護者の大会等の派遣負担というのが4万円を超えるのです。そういう、ある意味では教育環境における差というものが厳然としてある部分がある。そういう意味では、狩俣政作議員ご指摘の教育の均等ということから、しっかりと派遣費等を充実しながら、子供たちの資質、能力を高めていく。大変離島の教育環境の整備は重要だと思っておりますから、前向きに検討してまいりたいと思います。 ◆狩俣政作君   市長、先ほど教育部長が話しておられた半額を7割に上げる、航空券ですね。50%を70%に上げる。宿泊費として4,000円を1日負担する。これをやりますか、答弁お願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   航空運賃等の学割等もやっぱり充実していくべきだと思っておりますし、トータルとしてしっかりと、今精査をしていって支援をすべきだなという強い思いを持っております。 ◆狩俣政作君   ぜひとも新年度できるようによろしくお願いします。  次に行きます。③ですね。感染症対策等の学校教育活動継続支援事業の継続ですね。この事業は今年度の補正予算で2,300万円ぐらいついてますけども、この事業の内容と財源の内訳をお伺いします。 ◎教育部長(上地昭人君)   狩俣政作議員おっしゃいます今回の支援事業は、文部科学省の学校保健特別対策事業費補助金、感染症対策等の学校教育活動継続支援事業でございます。これは、市内各小中学校に、小さい学校で80万円、大きい学校だと160万円、これを予算配分を予算づけをしております。合計で2,500万円弱になります。これは、2分の1を文科省の補助事業、裏負担の残り2分の1を新型コロナウイルス感染症対策臨時交付金を充てております。今回、各80万円について、学校から要望調査をかけました。その半分以上はですね、やはりマスク、消毒液、そしてサーキュレーターですね、空気を循環するサーキュレーター、あるいはパーティション、中には遮蔽用のカーテンとか、もろもろありますけども、大まかなのは大体そういったところでございます。今後、国については、これは令和2年の第三次補正でございます。この状況でコロナ禍が続きますと、令和3年度も同様の予算が出てくる可能性は十分に見込めますので、その予算の行方を十分にアンテナを張って、きめ細やかに確認しながら、継続できるものはしっかり継続して、新しい予算になっておりますけども、しっかり予算取りをして、学校のほうで負担にならないように、なるべくスピーディーに応援していけるように頑張ってまいりたいと思います。 ◆狩俣政作君   とてもよい事業だと思います。コロナがいつ収束するか誰も分かりませんので、この事業が継続してできるように望みますけども、私はですね、かねてから教育部長、教育長も、じかに学校に足を運んで、学校現場の状況、生の声を聞くことがとても大事かなと思っていますけども、その辺に関して、教育長、答弁お願いします。 ◎教育長(大城裕子君)   令和2年度は、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止の観点から、学校現場に足を運ぶことが難しい状況にあったと聞いております。来年度は、このような状況にありましても、感染対策を講じながら、しっかり現場に足を運び、先生方の生の声を聞き、学校が抱える課題の解決に向けて向き合ってまいりたいと思っております。 ◆狩俣政作君   教育長、ありがとうございます。ぜひよろしくお願いします。  次に行きます。5号、誰一人取り残さない社会福祉の充実についてですね。①、低所得者に対する公営住宅の供給についてですけども、市長の施政方針にですね、住宅に困窮する低所得者に対しては公営住宅を賃貸供給することで健康で文化的な生活と社会福祉の増進を図りますとあります。今、市営住宅を申し込んでもなかなか入居できません。この質問に対しては下地茜議員も仲里タカ子議員も話していましたけども、この空きが出ないのに公募がない。市営住宅の建て替えの話はありますけども、基本、住んでいる方が優先になります。10部屋あったら10部屋造ったら、もう何も変わらない。今後建て替えのある市営住宅に対し、増室をするのか、それとも市として新しい市営住宅を造るのか、市長にお伺いします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   公営住宅は、そもそも収入が少ないために住まいを見つけることが難しい人が、安い家賃で住むことができるのが公営住宅でございます。今後増設するかということでございますが、市としましては令和3年度から、新年度からですね、上原市営住宅の建て替えを計画しております。その中で供給するのが34世帯を予定しております。これまで公募、入居の際、入居はですね、空き家待ちというのをやっていたんですけども、空き家の待ちの順番を決めるというようなですね。今後は、空いた部屋に対しての募集を行って、これまで以上に速やかに入居できるような方法、これまで年1回の申込みをしておりましたけれども、これを3回程度に申込みしていきたいなというふうに考えております。  現在市営住宅の必要管理戸数は、1,460世帯であります。今後これを増やすか増やさないかということでございますけども、国の大きな流れとしましては、人口減少していく中で、公営住宅というのはこれ以上増やさないで、実際現在あるものをストックして、長寿命化を図って、管理運営していくことが望ましいというような方向に現在あります。そういうような状況もありますので、市として建て替え分については建て替えますけど、新たに住宅を造るとか、そのようなことについては今現在国の方針に沿ってやる、人口が減っていく中ではこういうのは、今現在の整備計画としてはあまり適切ではないというような国の方針がありますので、現状としては増やすということについては計画はございません。 ◆狩俣政作君   これは、市長が言っているんですよ、施政方針で。国の方針云々ではなくてですね、宮古島の状況を考えて、家賃も高い、なかなか住めない中で、所得の低い人に対して市営住宅を供給すると言っているんです。それは、今あるものを増やすとかという話じゃないんです。市長の考えをお伺いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   先ほどの部長の答弁で、公営住宅等の拡大と、国、県の中では拡大大変厳しいというような状況もあります。しかしながら、今、宮古島の住宅事情、大変厳しいものがあるというのも認識しております。家賃高騰の問題も大変大きな問題かと思っております。そういう意味で、今もう一度、現状、先ほどは生活困窮者への割当て34世帯増やす等々の話、それから修繕等々速やかにして、回転をよくするというような話等々はあるとしても、大きくは、今住宅事情の総点検をしていかなければならない、そういうふうな思いを持っています。                 (傍聴席から何事か声あり) ○議長(山里雅彦君)   静粛に願います。 ◆狩俣政作君   本来、施政方針に上げるんであれば、前もってリサーチをしてやるべきだと思います。それを、上げてから検討するとか、それができなかったら変更するとか、それはおかしいですよ、市長。  次に行きます。②、8050問題ですね。ちょっと飛ばします。時間がないので、先に③のヤングケアラーについてやらせてください。このヤングケアラー問題、最近注目されてますけども、ヤングケアラー問題の概要を教えてください。 ◎教育部長(上地昭人君)   今年度は、学校からヤングケアラーの疑いで5件の相談がございました。その内容をかいつまんで申し上げますと、まず下の兄弟の面倒を見させている、また面倒を見るために学校を休ませているのではないかなどの相談が3件。病気の母親の代わりに家事等をしている、あるいは障害のある家族の面倒を見ている等の相談が、それぞれ1件ずつございました。 ◆狩俣政作君   大変な問題です。3月8日に参議院予算委員会においてですね、菅総理は、病気がちの親を幼い頃から世話したり、障害がある兄弟を面倒見たりすることにより、学校に通えない、友達と遊べない、子供らしい暮らしができないということは大変つらいことだと思うと、親の介護、障害、貧困など、様々な要因が絡み合っている、当事者に寄り添った支援をしっかり取り組むと表明しました。  そして、3月17日には厚労省と文科省の連携プロジェクトチームが立ち上がりました。このプロジェクトチームの発足に当たり、山本副大臣は、ヤングケアラーは年齢や成長の度合いに見合わない重い責任や負担があることで本人の育ちや教育に影響があるといった課題があり、家族内のデリケートな問題であること、本人や家族に自覚がないといった理由から、支援が必要でも表面化しにくい構造になっていると、適切な支援をするためには、ソーシャルワーカーを含む学校の教職員、教育委員会の役割は重要であると述べております。学校での把握の重要性を強調しておりました。しかし、学校では家庭の状況まで把握しにくいので、積極的なアウトリーチの重要性も訴えておりました。5月までに具体的な支援策を講ずると発表がありました。本市も国の支援策の発表を踏まえて、今後どのような対応を取っていくのか、お伺いします。 ◎教育部長(上地昭人君)   家庭環境等に支援が必要と把握できている児童生徒や、欠席を行っている児童生徒につきましては、学校あるいはスクールソーシャルワーカーによる家庭訪問や当該児童生徒及び保護者との面談等で状況把握を行い、早期発見、早期対応ができるように現在努めております。なお、保護者の生活支援等が必要な場合は福祉部と連携し、保護者の家事支援やフードバンクの提供等、状況に応じた福祉サービスを受けられるようにしております。ネグレクトなどの虐待が疑われる場合は、児童家庭課、児童相談所と連携して支援を行います。関係機関につなげた後もスクールソーシャルワーカーによる家庭訪問や、当該児童生徒、保護者との面談を定期に実施し、関係機関と連携し、状況に応じた支援対策を行っております。 ◆狩俣政作君   ぜひとも早急な対策、体制づくりをよろしくお願いします。  じゃ、8050問題に戻りますね。この8050問題なんですけども、平成30年の調査によれば、40歳から64歳のひきこもりが全国で61万人と言われた。しかしですね、19歳から39歳が54万人、もう既にこの高齢者のほうが上回っている状況で長期化しているということです。この要因には、病気、心身障害、離職、貧困、いっぱいありますけども、令和2年11月時点で宮古島市でも6件確認されておりました。その後、この件数は増減があったのか、またこの6件に関して改善はできているかお伺いします。 ◎福祉部長(下地律子君)   令和2年11月末の6件の確認とその後の改善でございますが、改善があったという判断につきまして明確な基準というのはございませんが、11月末で確認のあった6件のうち、生活保護につながった件数が1件、就労した件数が2件となっております。残りの3件につきましては、福祉関係の機関などと連携をしながら、現在も家庭状況の確認を継続しております。件数の増減につきましては、令和3年2月時点で8件となっておりまして、2件の増となっております。 ◆狩俣政作君   実は今この8050問題が9060に移行しているという話が出ております。宮古島は65歳以上の高齢者の人口は、2020年の時点で5万5,000人に対して1万5,000人です。4人に1人が高齢者になっております。これが2025年には1万7,000人です。パーセンテージでいうと32%、3人に1人が高齢者です。今後このような支援がかなり必要になってきますので、部長、ぜひとも早めの対策、早急な対応をよろしくお願いいたします。  次に行きます。6号の質問に関してはちょっと割愛します。申し訳ありません。  7号に行きます。新型コロナウイルス感染症防止対策についてですね。公的施設、学校、学童、宮古島市未来創造センター、博物館など民間施設、介護施設への感染防止の対応ですけども、そういった人が密になる場所が一番リスクが高いと思われますが、そのような場所で感染が起きないように、どういった感染防止対策を講ずるとしているのかお伺いします。 ○議長(山里雅彦君)   これは質問が各部またがっておりますが、どちらからいきますか。 ◆狩俣政作君   質問を変えます。要はこのいろんな施設、介護施設でも何でもそうなんですけど、そこにある感染対策チームをつくって、感染防止対策の指導をするようなことをやってほしいんです。こういった感染対策チームをつくることが可能か、お伺いします。 ○議長(山里雅彦君)   ②だね。福祉部長、②のほうで。                 (何事か声あり) ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午前10時58分)  再開します。                                     (再開=午前10時58分) ◎福祉部長(下地律子君)   感染対策チームの設置ということでございますが、ちょっと私のほうで高齢者関係の施設に関しての答弁をさせていただきたいと思います。本市で今年1月下旬に発生しました新型コロナウイルス感染症のクラスターが高齢者施設や介護事業所で発生したことを重く受け止めております。県や市の関連する課と連携を図りながら、議員ご提案の施設等への定期的な指導について、実施に向け検討していきたいと考えております。 ◆狩俣政作君   市長、③に行きます。医療従事者、介護従事者の声を聞く場を設けることについてですけども、複数の医師、看護師、介護者からの連絡があり、それぞれお話を聞く場がありました。正直この場で話せないことがたくさんあります。それぐらい3日間で100人を超えたときの現場はとてもひどかったそうです。行政も市議会も誰一人も来なかったと怒っていらっしゃいました。行政に関してはDMATが入っているのでなかなか難しいと思いますけども、市長は施政方針に、宮古病院は医療崩壊の危機が増したと表現しておりました。宮古病院、医療崩壊していましたよ。1月25日、36床あった病床が満床になって、28日、56床、2月8日の29床まで減るのに、まるでこれは武漢の映像化のようだと話しておりました。4人部屋に6人、1人部屋に2人、それでも入らない。どうしますか。廊下ですよ、廊下。廊下にいた患者さん、これ見たら、遺族は何と思うでしょうね。こういった部分がですね、市長、速やかに行政といろんな医療現場の負担の声を聞くような体制づくりをしてもらってですね、その中にはもう辞めたいという看護師も数名いらっしゃいました。心の件を含めて、こういう場がつくれるか、市長、お伺いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   現場の窮状、大変なものがあったということをよく存じておりますし、個人個人でも会うたびは感謝のねぎらいの言葉をかけてきましたけれども、ぜひともにそういう思いは常に持って、感染症も少し一段落したところでありますから、しっかりと現場のほうにも参りたいと思っております。 ◆狩俣政作君   以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(山里雅彦君)   これで、狩俣政作君の質問は終了しました。 ◆平百合香君   11時になりました。本日2番目の質問者になります7番、平百合香です。当局におかれましては、分かりやすい説明のほど、答弁のほどよろしくお願いいたします。  それでは、質問に移ります。まず、市長の施政方針についてでございます。宮古上布について。市長は、施政方針の中で宮古上布に触れ、生産拡大や技術の維持、伝承、発展に力を入れるとともに販売促進に取り組みますと明言しています。それでお伺いします。市長は宮古上布について商工業としての認識をされていらっしゃるのか、それとも文化財としての認識をされているのか伺います。 ◎観光商工部長楚南幸哉君)   令和2年6月定例会でも答弁させていただきました。宮古島市では、宮古上布の生産を商業として認識の下に、生産振興を図る目的で後継者育成事業などの支援を行っております。また一方では、宮古上布は国の無形文化財として指定されていることから、文化財としての保存及び継承を目的とした支援も行っています。 ◆平百合香君   去年もこの質問させていただいたんです。新しい市長になって、新しい市長がどのように考えているのかを質問しています。市長、お答え願えますか。 ◎市長(座喜味一幸君)   先般、国の無形文化財、黄綬褒章をいただきました平良清子さんがおいでいただいておりました。大変宮古上布、ビジネスとして厳しい状況にあると思っております。しかしながら、大変重要な国の文化財でもあります。そういう両立させて、両方の価値というものをしっかり維持発展させるべきだと思っておりまして、上布の活用等々についてもいろんな工夫をして、販売方法等、ネットの活用等々含めていろいろな課題があるし、取り組まなければならない課題だというふうに思っておりますから、しっかり宮古上布の伝承と商工業としてのなりわいとして成り立つように、しっかり取り組んでいきたいという思いを持っています。 ◆平百合香君   ざっくりまとめると、商工業であり文化財であるという認識をされているというふうに受け取りました。では、同じ質問を教育長に行います。教育長の宮古上布に対する認識を教えてください。 ◎教育長(大城裕子君)   国指定重要無形文化財に指定されている宮古上布は、苧麻を使用し、かすりくくり、染色、織り、砧打ちなど、非常に高い技術により製作されております。蜻蛉羽、トンボの羽のことですけれども、その蜻蛉羽に例えられるように涼感にあふれ、大変美しく、沖縄県を代表する重要無形文化財であると認識しています。  私ごとで恐縮ですが、2007年、約15年前に宮古島や沖縄の工芸品、民芸品を取り扱う事業所を開設いたしました。宮古島の優れた伝統的工芸品である宮古上布の魅力を、観光客はもとより、地元の方たちにもお伝えしたいと思ったことが立ち上げの動機です。宮古上布の新反の着尺や帯、そして上布を材料にしたオリジナル商品など、店頭やウェブサイト、県外の展示会等で紹介し、販売してまいりました。宮古島の女性たちが継承してきた手業の妙、高い芸術性、それは世界に誇れる技術であり、感性です。そして、島の文化、歴史そのものです。私は、これまで宮古上布に関わってこられた全ての方々や、現在関わっておられる方々、そして島の将来を担う子供たちのためにも、宮古上布の伝承に力を入れていきたいと考えています。 ◆平百合香君   工芸品として、そして文化財として、非常に価値のあるものだと教育長が認識しておられるということは十二分に伝わりました。ありがとうございます。私も全く同じ気持ちです。宮古上布というものは、私は工業品であり、文化財である、唯一無二の宮古島が誇る産業の一つであるというふうに認識しております。  そこで、その宮古上布なんですけれども、箱物行政というものを非常に批判し、均衡のある発展、福祉や文化などソフト面での強化というものを前面に打ち出して市政刷新という名の下に当選をされた市長、そしてその市長の施政方針にもわざわざ宮古上布という項目を設け、生産拡大や技術の維持、伝承、発展に力を入れるというふうにうたっているところなんですけれども、新年度予算において商工費、教育費、ともに上布の予算にほとんどの変化が見られない、この理由をぜひ教えてください。 ◎観光商工部長楚南幸哉君)   商工費についてお答えします。令和3年度当初予算においては、宮古上布後継者育成事業補助金や宮古上布の原材料である苧麻手紡糸生産奨励事業補助金などを継続して交付することとなっております。新年度においては、コロナ禍における補助金だけではなく、販売推進の在り方について、宮古織物事業協同組合と協議を重ねてまいりたいと思います。 ◎生涯学習部長(下地明君)   教育費の宮古上布に関する令和3年度予算については、宮古上布技能養成事業と保持団体運営について継続して補助金を交付しております。文化財の観点からは、宮古上布の技術についての伝承者養成事業を重点的に進めており、その高い技術の習得に当たっては長期的な見通しを持って事業を実施しているところです。今後も国指定重要無形文化財である宮古上布の伝承については、伝承者養成事業等の事業を進めていきたいと考えております。  予算に変化が見られないという質問ですが、宮古上布保持団体として事業計画に基づいた補助事業の要望について、国、県、市からの補助金を交付しております。市からの補助金の額については、毎年度宮古上布保持団体より、事業費に応じた補助金の要望がなされ、その要望額に応じて補助金の交付を行っております。 ◆平百合香君   ただいま、事業計画に基づいて、要望がなかったのでというふうな言葉が出てまいりました。市長の施政方針においては、後継者の育成、苧麻、手紡糸の生産の奨励を継続して行いというふうに書かれてあります。ところがですね、この継続して行ってきた結果、現状大きく宮古上布というものは増産がされていないという現状があります。それについて、例えば支援が足りないのではないか、施政方針にわざわざ載せるぐらい宮古上布にも注目していただいている市長ですので、そこら辺についてはどういった支援が考えられるのかというふうなことをお伺いしたいと思います。 ◎市長(座喜味一幸君)   いろいろと現場でもお話を聞くということがありました。苧麻の生産に始まって、特に苧麻績みの人材等々非常に不足して、この生産に必要な苧麻が不足しているというような現状等々を伺っておりますから、特にもう一度、この生産の安定していく人材を育てていく、その前段としての苧麻の生産、苧麻績みの量の拡大等々、根本的な問題があるのではないか、その辺を整理して力を入れていきたいなというふうに思います。 ◆平百合香君   そういったお考えであるのであれば、なぜそれが予算に今回反映されなかったのかという理由をもう一度お尋ねしたいと思います。 ◎市長(座喜味一幸君)   織物組合との事業計画に充当するというようなことでやっておりますが、今私が申し上げましたように、もう一度、そこは織物事業協同組合とお話をしながら、予算の増を含めて体制の強化、生産の増に向けた取組、必要だというふうには思っております。 ◆平百合香君   予算の増額も考えているというすばらしい答弁がありました。ありがとうございます。  では、次の質問なんですが、販売促進に取り組むとも明言されておりますが、市としてどのように販売促進に向けて取り組んでいくのか。例えば先ほど市長おっしゃいましたけれども、インターネットの販売であるとか、そういうものも含めて、ざっくりと市長のイメージとして、宮古上布、どうやって売り出していけばいいんだろうなというイメージ、そういうものがありましたらぜひ教えてください。 ◎観光商工部長楚南幸哉君)   販売促進の取組についてお答えします。コロナ禍において、物産展などの販売ができない状況にあることや、問屋との取引が中断している旨の窮状を宮古織物事業協同組合からもお聞きしているため、まずは宮古織物事業協同組合のホームページにECサイトを新設し、直接訪問しなくても品物を購入できる体制づくりを検討するよう依頼しております。宮古上布を活用した小物などの二次加工品の生産にも引き続き取り組んでいただき、安価で手に入りやすい商品を通じて宮古上布の認知度を高め、販売促進につなげるよう取り組んでまいりたいと思います。  コロナ禍で島外及び県外の販売活動が困難であるため、島内において観光客に人気がある施設などで展示販売していくことも併せて検討してまいります。宮古織物事業協同組合においても、問屋より高額で販売できる呉服店で展示販売を行うよう、販路の開拓に取り組んでいるところと報告を受けておりますので、今後とも連携して販売促進に取り組んでまいります。 ◆平百合香君   観光商工部長の考える販路の拡大というものはお答えいただきました。市長が考える販路の拡大というものもぜひともお聞かせ願いたいんですが、お答えいただけますでしょうか。 ◎市長(座喜味一幸君)   私も宮古上布のかりゆしウエアを持っているんですが、大変質がいいし、臭いも出ないし、汗も発散するというような感じで、自分でつけても大変いいものであります。今後宮古上布という貴重な文化財でもありますから、そのよさというものをしっかりと広めていくというのは重要。商品の展開としても、小物からいろいろと工夫していく。それから、ネット販売でのPRというのももっとPRする必要がある、あるいはふるさと納税としての返礼品等としてもですね、それなりに検討していくべきではないのかというふうに考えております。 ◆平百合香君   市長、私もふるさと納税の返礼品というものに対しては、非常に宮古上布は可能性を持っているのではないかなというふうに考えています。市長も教育長もお気づきでしょうか。この新しい議場になって、私たちの席と、あと当局側の席の前面のパネルのほうに宮古上布が飾ってあります。これは、当局側と議員側、そして議長の席と、それぞれに柄が違って、わざわざこの新しい議場のために作られたものだというふうに聞いております。ぱっと見渡してみても、非常に品のある美しい織物だというのが皆様方にも分かっていただけるものと思っております。そんな宮古上布のために市長が一生懸命考えていただいているということは何となく理解ができました。それが予算に反映されていないことについては、今後増額も検討していくというふうな答弁がいただけましたので、再度質問をさせていただきたいと思います。  均衡のある発展というふうにうたった市長が、一部の産業に対しては国、県の補助金を使用せず、市独自の、しかも一般財源でもって、増産のための補助を行うというのであれば、なぜ産業として既に確立している分野に対してのさらなる支援がある、そんな中、一方で産業として、そして存続の危機にあると言っても過言ではないこの宮古上布の増産のための支援、こういうものをぜひ一般財源でも何でも、単費でも、今後考えてはいただけないのか。市長の考えの中では、この一部の産業と宮古上布というものに対しての温度差というものは一体全体どういうものなのかということをお聞かせ願いたいと思います。                 (「いいぞ」の声あり) ○議長(山里雅彦君)   静かに願います。 ◎市長(座喜味一幸君)   宮古上布、ある意味では、大きな宮古島の経済を支えていた昭和30年代等々を考えますときに、大きな一大産業でございました。これまで宮古上布の振興に取り組んだ方々等も大変多くおられたと思いますし、行政としても取り組んできたと思っております。いま一度、ご指摘の件、ある意味では宮古上布が文化財として、あるいは商業として発展していく、どうあるべきなのか、ある意味では総点検に近い形でしっかりと検討の上で、おっしゃる市単独の予算の確保等も含めて、大きな総点検もしてみたいというふうに思っております。 ◆平百合香君   市長、本当にありがとうございます。私聞きました。皆さん聞いていらっしゃると思います。これ議事録にも載るんです。本当にうれしく思っています。  さて、そんな宮古上布ですが、例えばですね、金曜日に上地廣敏議員のサトウキビ収穫管理支援事業、これ1億5,000万円の予算がついていて、4年間かけて行うという質問がございました。この中で上地廣敏議員の提案としてですね、年間1億5,000万円、これを掛ける4年で使うぐらいなのであれば、国、県の補助メニューを使った事業として、大体10億円ぐらいの事業を想定し、トラッシュ等農地へ還元し、地力を上げて生産性を高めてはどうかという提案がございました。市長も非常に興味深く聞いておられたというふうに考えております。市長が先ほど予算の増額を約束してくださいました宮古上布の予算でございますが、商工費、教育費、合わせても400万円ちょっとなんですよね。500万円にも満たない金額なんです。この上地廣敏議員の提案のように上手に方向転換ができたのであれば、4年間で6億円の一般財源を使った事業というものが5億円ぐらいに節約ができるのではないかなというふうに私考えておりますが、ぜひその方向で進んでいただいて、節約した分を、先ほど市長お約束していただきましたので、1億円とまでは申しませんが、かなりの額、上布への支援として回していただけないものでしょうかということを併せて質問したいと思います。 ◎市長(座喜味一幸君)   サトウキビの増産、宮古島にとっては大変重要でありますし、上地廣敏議員のご指摘も大変興味深く伺いました。いずれにしても、今のサトウキビに対する助成制度、それもある意味でいろいろありますんで、それらも整理をしながら、最も効果を出していく。いずれにしても、宮古上布の振興にとりましても、本当に総点検の中で、人なのか、何なのか、商品開発なのか、販路なのか、そういう課題を総点検しながらしっかりと対応していくというのが大変重要と思っております。 ◆平百合香君   市長、本当にありがとうございます。ぜひとも総点検をしていただいて、1億円とは申しません。再三何度も申し上げますが、1億円とは申し上げません。ぜひとも宮古上布にスポットを当てていただいて、今現状宮古島市では下地島空港、外国からの就航というものも見込んで、今一生懸命運動しているものでございます。外国の富裕層の方々が観光地に求めるというものの中の一つに、その土地でしか買えないもの、その土地でしか手に入らないもの、その土地でしか味わえないもの、そういったものがあるというふうに思います。宮古上布、唯一無二の品でございます。しかも非常に、先ほど市長もおっしゃっておられましたが、非常に品質もいい、手間暇もかかる。ここにしかないもの、宮古上布の可能性というものを非常に強く感じておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。  それでは、次の質問に参ります。入島協力金制度についてでございますが、施政方針の中で入島協力金制度の設立を検討するとしています。沖縄県では竹富町、これが入島料ということで任意で徴収されておりまして、伊平屋、伊是名、渡嘉敷、座間味などでは法定外目的税として船舶の運賃に上乗せして徴収されております。これ村民も一律に徴収するものでございます。私の前の狩俣政作議員の質問には、この方法であったり金額の検討であったりというものをまだ協議はされていないという返事がございました。県では環境未来税、今現在ストップしているようですが、この環境未来税との県との調整というもの、今後どのようなスケジュールで、例えば方法であったり、金額の検討であったり、環境未来税との調整の仕方、これ二重取りになるのではないかという懸念もありますが、ここら辺をどのように考えているのか、答弁お願いします。 ◎企画政策部長(友利克君)   令和2年までといいますかね、市としても法定外目的税というものを研究、検討をしてきたところです。その中で、沖縄県が宿泊、観光法関連の法定外目的税を導入するというような方針が固まりました。そのため、市としてはやはり県と連携連動する形の税の導入が望ましいということでもちまして、市での検討は一応中断をしております。その中で、今回入島協力金という形でまた上がってきておりますけども、これについてもこれまでの議会でも上がってきたかというふうに思っております。税は、徴収、納税義務がございますね。協力金といいますのは、あくまでも入島される方々が任意に基づいて協力金を支払っていただくと、納付していただくという仕組みです。そのため、市としては税がまさに全般的なものといいますかね、入島される方全般というふうに考えておりますけども、協力金については、極端な話ですと、施設施設でもってですね、そういう協力金をいただくという仕組みになっていくのかなというふうに思っております。一つの観光地、観光施設などでですね、そういう徴収をする仕組みというものを確立していく。つまりは各所管に分かれてですね、入島協力金というものを導入していくということになるのかというふうに思っておりますけども、議員からのご指摘もありますように、やはり観光、あるいは入島される方からですね、二重に入島に係る負担を強いるということは、やはり慎重に考えていかなければならないのではないか。そういう意味では、沖縄県の導入を検討している法定外目的税のですね、今後のやはり成り行き、推移と成り行きというものをですね、注視していく必要があるのではないかというふうに思っております。 ◆平百合香君   県の動向を注視しながら、これから協議を進めていきたいというふうな答弁であったかと思います。先ほど狩俣政作議員も質問しておられましたが、この協議というものはいつから始めるおつもりなのか、ぜひとも答えていただきたいと思います。 ◎企画政策部長(友利克君)   私が所管するところではございませんけども、この協力金については、観光との話を聞きますと、既にそういう入島協力金のですね、提案なりといったものがあるので、それ検討はしていると。観光だけではなくて、建設部ですかね、都市計画課などでもですね、そういった照会もあるので、検討はしているというような話は聞いておりますので、これ役所全体でですね、協議をいつ始めるかということについてはですね、今後ですね、どこが中心になるかどうか分かりませんけども、今後ということしか今の時点では申し上げられないということでございます。 ◆平百合香君   ぜひとも早急に検討をしていただいて、協議を始めていただきたいなというふうに思っております。  それでは、次の質問に移ります。子育て支援、教育環境の充実についてでございます。1学校1幼稚園に複数の教諭を配置するとありますが、具体的な内容と何名を予定しているのか、またその予算についてはどのように考えているのかを教えてください。 ◎福祉部長(下地律子君)   公立幼稚園の教諭につきましては、クラス編成に合わせ配置をしております。令和2年度午前教育における教諭の1人配置となっている園が6園となっております。新年度、来年度につきましても同数の園が教諭1人体制という状況にありますが、現在教諭資格を持つ職員での2人体制については現状として困難な状況にあります。しかしながら、園児の安全確保、教諭の業務負担の軽減等の面から、教諭1人の配置となっている6園について、1名の教諭補助が配置できるよう教育委員会と協議をしてまいりたいと考えております。 ◆平百合香君   福祉部長、ありがとうございます。1人員を確保できるように協議していきたいというふうな答弁だったかと思います。私ずっと保育園のほうで保育士の確保の質問をさせていただいておりました。そのときにやはり聞きますと、幼稚園教諭の免許というものを持っている人員の確保も非常に今現在困難な状況である、そんな状況が続いているというふうに伺っております。本市において保育士の確保、または幼稚園教諭の免許を持つ人員の確保というものが非常に困難であるということは、市長もよくご存じのことだと思っておりますが、市長としては人員の確保について何か具体的な対策というものをお持ちなのか、どういう方法を考えているのかというのをお聞かせ願いたいと思います。 ◎福祉部長(下地律子君)   議員ご指摘のとおり、本当に保育所の保育士、幼稚園教諭の確保については大変厳しい状況にあります。市といたしましてもハローワークを通しての募集が基本となるんですが、そのほかですね、今後ホームページ、あと新聞、広報紙の活用もしながら、確保に向けて取り組んでいきたいと考えております。 ◆平百合香君   それでは、次の質問に移りたいと思います。男女共同参画、ジェンダー平等の推進についてでございます。女性リーダーの育成に努め、審議会、委員会等及び市の管理職への積極的な登用を促進しますとありますが、現在の本市における審議会、委員会及び女性管理職の数と推移というものは、前回仲里タカ子議員の質問で数もパーセンテージもお答えしていただいておりますので、お答えいただいていない目標値というものがございましたら教えていただきたいと思います。 ◎企画政策部長(友利克君)   第三次のですね、市の男女共同参画計画の中では、審議会、委員会が35%、管理職については8%というふうに設定をされております。 ◆平百合香君   審議会、委員会が現在25.2%で目標値が36%、市の管理職へというものが現在が7.3%で目標値が8%ということでございます。それでは、この質問を踏まえてですが、すみません、ちょっと順番を変えますね。管理職への打診をしても断られるケースが多いと聞いております。具体的な打開策というものがあるのかということをまずお伺いします。 ◎総務部次長兼総務課長(宮国泰誠君)   具体的な打開策というのは、今のところつくられておりません。これはですね、実は管理職の打診をしても断られるケースという内容が、どうしても家庭的な理由であるとか、女性の意識のですね、自分の意思、やりたいとかやってみたいとかというふうなものがやや弱い方もいらっしゃるということで、これについて打開策としてはですね、目標、こちら8%と定めております。ちなみに、平成28年度は女性の管理職については3.1%という数字になっておりますので、徐々にではありますけども、改善といいますかね、数値的には上がってきているものと認識をしております。 ◆平百合香君   それでは、伺います。女性の管理職登用に対して何が必要だと考えているのか、教育長の考えというものがございましたらお聞かせ願いたいと思います。 ◎教育長(大城裕子君)   女性の管理職登用について必要なことは、あくまでも個人的な見解ですが、主に3つあると思います。職場における意識改革、家族や周囲の理解と協力、そして女性自身の強い意思です。  1つ目の職場における意識改革についてですが、女性が管理職として働きやすい環境を整備するためには、男性、女性、それぞれの意識改革を図る必要があると考えます。職場に女性管理職を迎え入れる土壌がなければ、管理職への打診があったとしても、それを受けることは難しいと判断すると思います。男女問わず多様な配置を認め合う仕組み、あるいは体制をつくる必要があると感じます。  次に、2つ目です。家族や周囲の理解と協力です。管理職という権限と責任を有する職に従事していく上では、仕事を優先すべき場面が増えてまいります。家事の分担や行事への関わり方など、家族や周囲の理解と協力は必須です。  3つ目に、キャリアアップの機会を与えられたときに必要なのは、女性自身の強い意志ではないかと思います。自分の人生を決定し、築いていくのは自分自身であるということを自覚し、決断する強い意志が必要ではないかと考えます。そのためには、常に自分自身のスキルアップを目指し、多様な視点を持ち、社会と積極的に関わっていくことが必要だと考えます。  ジェンダーギャップ指数、男女平等の度合いで申しますと、2020年の調査では日本は149か国の中で121位です。これは、男女平等であるために日本の社会が解決していかなければならない問題がまだまだたくさんあるということです。先ほどは管理職登用に対して必要とされる身近な課題を上げさせていただきましたが、国として取り組まなければならない根本的な課題が横たわっていると感じています。いち早くこの状態を是正することが必要だと感じております。国や各関係機関の様々な施策にも期待しているところです。 ◆平百合香君   教育長、ありがとうございました。まさに私も同じようなことを思っております。働く女性として、職を持つ母親として、仕事と家庭の両立、そして女性自身の意思の強さ、そして女性の登用を受け入れるだけの社会的理解と申しますか、特に家族の協力の中でも家事の分担というものは本当に私も苦労しておりまして、働くお母さんはみんなそういうふうな苦労をしながら、恐らく男性と同じように仕事をして帰ってきて、一般的なイメージですけれども、疲れて帰ってきたとしても食事を作り、子供たちの面倒を見て、例えば私の場合は小学校の子供がおりますから、宿題は終わったのかとか、あしたの準備、あしたの時間割、ちゃんとランドセルに入れたのかとか、そういうところまで気を配らなければいけないものでございます。そんな働く女性に対して、まずぱっと浮かぶ支援策といいますか、その中に男性に手伝っていただきたいなと思っている部分の中に、男性職員の育児休暇、特に出産後、身体的にも精神的にも非常に一番きつい時期、その時期に男性職員の育児休暇を取っていただいて、ぜひとも家事にも育児にも参加をしていただきたいというふうに思っているところなのですが、本市における男性職員の育児休暇の取得数とその推移について教えてください。 ◎総務部次長兼総務課長(宮国泰誠君)   男性職員の育児休業取得者は、平成29年度に1名、令和2年度に2名取得しております。ちなみに、平成29年度の取得者は、取得期間が4か月、令和2年度取得者2名はおのおの1か月と2か月となっております。令和3年度にも、男性職員の育児休業取得者は予定者がおります。 ◆平百合香君   徐々にではありますが、増えてきているようで、とても安心しております。実はこの質問、私が議員になって一番最初の質問で同じ質問をさせていただきました。あのときは平成29年、1人ということでございまして、このとき宮古島市において初めて男性職員が育児休暇を取得したということで新聞にも取り上げさせていただいております。あれから随分と時がたちましたが、まだ2名、そして令和3年度において取得予定者がいるということではありますけれども、まだまだ浸透していないのかなという気持ちも寂しく持っております。引き続き男性職員の育児休暇、そういうものの取得がしやすい職場環境というものをぜひとも整えていただきたいなというふうに強く要望します。  では、次の質問に移ります。固定的な性別役割分担にとらわれない意識改革、人権尊重、多様な選択肢を可能にする教育、学習を推進しますとありますが、市長の考える固定的な役割分担にとらわれない意識改革、人権尊重、多様な選択肢を可能にする教育、学習というものは具体的にどういうものなのか、ちょっとぼんやりとしかイメージが持てないのですが、例えばどの年代をターゲットにどういう学習をやっていくのかというふうなことをちょっと教えていただけたらなというふうに思います。 ◎企画政策部長(友利克君)   固定的な性別役割分担にとらわれない意識改革等々についてでございます。市の条例の中では、全ての市民が互いの人権を尊重し、共に責任を分かち合い、性別に関わりなく、その個性と能力を十分に発揮できるよう、市及び市民が一体となって男女共同参画の推進に取り組むとしております。議員ご指摘の年代等の明示が特にされているわけではございません。昨今女性の社会進出で、共働き世帯も増加し、地域社会においても様々に変容していく中で、男の役割、女の役割といった考え方にとらわれず、家事や育児、介護など、家庭生活において女性負担への偏りをなくし、責任を分かち合える協力体制を構築し、お互いの理解を深めることが大切なことだと思っております。また、性別にとらわれず、個人の個性を認め合い、おのおのの個性と能力が発揮できる社会の実現のために、幼少期から正しい理解や相手を思いやる心を育むことが重要だと考えております。 ◆平百合香君   企画政策部長、ありがとうございます。私は、やはり施政方針に取り上げて、ジェンダーの平等、特に男女共同参画、そして市長におかれては初の女性教育長の登用などと、非常にそこ意識が高いものだと思っておりましただけに、今の答弁、非常にがっかりしました。市長の考える性別役割分担にとらわれない意識の改革、人権の尊重、多様な選択肢を可能にする教育、学習とは、一体全体どのようなものを指すのか。どういった教育をすれば、先ほど言った女性の登用というものが具体的に向上していくのかということ、どういうふうに捉えているのか、ぜひとも市長のご意見を伺いたいと思います。 ◎企画政策部長(友利克君)   男女共同参画に関する取組といいますのは、もちろん市の所管、主管課でもってもやっているところですけども、それはまた学校の現場においてもですね、人権的な視点からですね、取り組んでいることだというふうに思っております。市としては、ここ4年ほどの取組としましてはですね、講座といいますかね、講演会などを開きまして、市民向けの男女共同参画、あるいはジェンダーなど、ジェンダーを考える機会としてですね、講演会などを開いているところです。平成28年度はジェンダーを考える教室でありますとか、平成29年度から平成30年度についてはですね、最近一つの社会的なテーマとなっているLGBT講座などですね、そういった講演会などを開催しているところでございます。  また、中でもですね、このLGBTについてはですね、やはり学校の現場によってですね、すごく悩みを持っておられる子供たちが現にいるんだということがですね、この講座を開催を通じて分かってきたところです。とりわけ先生方の参加がですね、非常に多くなってきているというような現状がございます。そういうやはり地道な取組というものが必要ではないかというふうに思っているところです。 ◆平百合香君   企画政策部長、答弁していただいた内容というものは今までの取組、そして今現在取り組んでいることでございました。私は、新しい市長になって、特にこの分野を施政方針にも持ってきて、高々と掲げて、しかも女性の教育長も初めて任命された。そんな市長の考え方というもの、どういうふうな方向でもってこの市の女性登用、女性の社会進出というものを考えているのか、ぜひとも市長のご意見というものを伺いたいんです。 ◎市長(座喜味一幸君)   基本的に男女共同参画、これはこれからの時代にとって大変重要、もちろん女性が働く環境の整備、これは家庭における男女区別ない助け合い、理解のし合い、もちろん大事。それから、大きくは、新たな男女共同参画等々含めて、幼少の頃からお互いの個性を認め合う、立場を認め合う、そして社会として個性をしっかりと伸ばしていける環境であること等を考えますときには、やはり基本的には幼少期からの教育というものが大変重要になるというふうに思っております。 ◆平百合香君   ぼんやりとしていて、なかなかこういうことをやる、幼少期からの教育が大事だというふうに先ほど来企画部長も市長もおっしゃっておりますが、ではその幼少期の教育というものを具体的に学校教育のメニューの中に入れるのか、それとも講座のような形で、補修授業のような一般生徒を集めて講演会をもっと開催していくとか、意識改革の中でも、先ほどもありましたけど、LGBTのほうの意識改革というものももちろん大事ではありますが、女性の社会進出という意味での教育の部分というもの、あと特に女性の管理職への登用というものを高らかにうたっておられる市長なので、私たち年代、働く女性のためにどういった形で市でもって教育、もしくは意識改革をするのかというふうなこと、もし何かお考えがおありであれば、ぜひお答えいただきたい。何かアイデアというものをお持ちでいらっしゃるのだからこそ施政方針にも掲げられたのではないかというふうに私は考えているんですが、そこ、もしありましたら、市長よろしくお願いします。
    ◎企画政策部長(友利克君)   男女共同参画、それから女性の登用率の向上といいますのは、前下地敏彦市長、それからあるいは、その前の伊志嶺亮市長の時代から、あるいはまた合併前からずっと取り組んできた課題だというふうに思っております。そういう中で、そういう取組の中でですね、徐々にではありますけども、登用率といいますのは上がってきていると。ただ、やはり標値に達していないので、その目標値の達成のために今後もさらなる努力をしていくんだということだというふうに思っております。  ちなみに、具体的な登用率を向上させる取組があるのかということなんですけども、やはり課題としてはですね、例えば2つについて言います。審議会、委員会が1つ。それから、役所における管理職登用について、この2つについてです。まず、委員会、審議会で目標値を達成していないというのはですね、やはり役所が設置、設定をする委員会、審議会の委員の構成を依頼するに当たってですね、団体あるいは組織の代表者というのがほとんどなんですね。そうしますと、民間における団体、あるいは組織、会社などですね、代表者のほとんど、ほぼほぼですね、ほとんどが男性なんですね。そうしますと、おのずと男性が委員として加わるということになるわけです。そこで、今後、じゃどうすべきかということなんですが、代表者に限らず、この団体、組織の中からですね、代表者が推薦をするというような形で、女性委員の登用をそういう団体のほうにも促すと、協力をお願いするという形の呼びかけといいますかね、依頼をしていく、これがもう現時点における具体的な取組ではないかというふうに思っていますので、これは今後各課にですね、新しく委員会、検討委員会などを設置する場合は、そこを常に強く意識をして、委員の登用、選任をお願いしたいということは依頼していきたいというふうに考えております。  もう一つの市の職員の管理職の登用についてです。これは、やはり長年男性職員の数が多かったという時代のことも反映しているんじゃないかというふうに思っております。試験採用というものが、20年ほどですかね、もう少し前になりますでしょうか、それが導入されてからは、女性職員も男性職員と同等に、同数といいますか、ほぼほぼ同数に採用されるようになってきました。その20年ほど前、25年ほど前になりますでしょうか、採用された方々の世代がですね、年代がそろそろ管理職になる世代なんですね。ですから、今後、優秀な女性職員いっぱいいますので、そういった女性職員がですね、今後どしどしですね、どんどん管理職に登用されてくるという時代はすぐそこまで来ているんじゃないかというふうに思っております。残念ながら今年度、令和2年度は目標値に僅か達成しておりませんけども、令和3年度以降、もう8%という目標値はすぐにクリアできる時代が来るんじゃないかというふうに思っております。その次また達成すれば、さらに目標値を上げて、さらに登用率を高めるという取組が必要かと思っております。 ◆平百合香君   ありがとうございました。市長の意見が聞きたかったんですけれども、大変非常に思い入れのあるというか、こうあるべきだという企画政策部長のご意見を聞かせていただきました。  私からの質問は以上です。ありがとうございました。 ○議長(山里雅彦君)   これで平百合香君の質問は終了しました。  午前の会議はこれにて休憩し、午後の会議は1時30分から再開します。  休憩します。                                     (休憩=午後零時00分)  再開します。                                     (再開=午後1時30分)  午前に引き続き一般質問を行います。  順次質問の発言を許します。 ◆平良敏夫君   座喜味一幸市長、就任おめでとうございます。大城裕子教育長、おめでとうございます。市長におかれましてはこれから4年間、宮古島市のトップリーダーとして働いてもらうわけですが、宮古島市民の所得向上はもちろんのこと、誰一人として取り残さない市政運営を宣言しているわけですので、市民一人一人が幸せを享受できる宮古島市をつくっていただきたいと思っております。座喜味一幸市長の人柄は、付き合わせていただいておりましたので、少しは分かりますし、また座喜味一幸市長が優秀な政治家だということは認めております。しかし、市長としての適性がまだ見えていませんので、公約等を含めながら、踏み込んだ質問になると思いますけど、どうかよろしくお願いしたいと思います。  それでは、早速行きたいと思います。まず、新庁舎について市長はどう考えるかということですけど、市長室に入ってですね、また市長の椅子に座って、いかがでしょうか。ちょっとまたもう一つですね、もう一つというか、また新庁舎をくまなく見学したと思いますけど、いかがですかということで、感想をお聞かせください。 ◎市長(座喜味一幸君)   平良敏夫議員にお答えいたします。  新庁舎について、住民サービス、福祉向上、防災の拠点としてしっかりと有効活用していく考えであります。新庁舎に入ってどうかということなんですが、広過ぎて、市民や来訪者が戸惑わないか、少し丁寧に分かりやすくしないといけないのかな、そういうような思い。ですから、来庁した市民が利用しやすい、分かりやすい、少し工夫するところはあるのではないか、そういう思いを持っています。 ◆平良敏夫君   どうもありがとうございます。少しはやっぱり批判も加えないとねという思いが、市長の挨拶を聞いて思っております。  次、2番目にですね、新庁舎建設費が高額との認識は今も変わらないかということですけど、選挙期間中、また候補者討論会でも新庁舎建設費が高額だと批判していましたが、その認識は今でも変わっていないですかということですけど、答弁よろしくお願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   率直な思いといたしましては、規模縮小できなかったか、建設費を抑えられたのではないかというような思いを持っておりまして、市の人口規模からいうと、少し高額ではなかったかというような認識は持っております。 ◆平良敏夫君   石垣市新庁舎建設費50億円との認識は今も変わっていないかということなんですけど、宮古島市の新庁舎建設費が高額だとの比較で、石垣市新庁舎建設費を50億円だとしていましたが、この認識について、認識は変わっていないのか、答弁よろしくお願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   当初石垣市の基本計画の総事業費は50億円前後だったと記憶はしております。 ◆平良敏夫君   私は、石垣市に直接電話をかけて確認しました。当初の予算は72億円だったそうで、最終的にはですね、追加があり、80億円を超える見込みだという返事をもらっております。正確な金額を知りながらの発言だったら有権者を欺いたことになり、大きな問題です。もし知らなかったとしたら、調べもしないでの発言となり、市長としての資質が疑われることになりますけど、そのことに対しての認識をお願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   私も基本的には調べてくれということで、基本計画の事業費は幾らなんだというようなことで調べさせてもらいましたけれども、基本計画は当初50億円だったというような数字を覚えております。 ◆平良敏夫君   市長、選挙期間中に市長が街頭演説とか、討論会では少し増えましたけどね、そういう話は皆さん聞いていらっしゃることだし、その発言するときだったら、そのときに確認するべきことが大切かなと、もしかしたら今ちょっと聞きづらかったんですけど、ほかの人に調べてもらったみたいなことを言っていたんですけど、そういうことではなくてですね、自分がしっかりと調べるべきだったと思いはしませんか。答弁よろしくお願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   自分で確認するということが最も大事だったかということではございますが、しっかりと聞き取りをして、基本計画の事業費が、50億円ぐらいだったというふうに私は覚えております。 ◆平良敏夫君   堂々巡りになりそうな感じではあるんですけど、問題はですね、宮古島市の新庁舎建設費が120億円かかったということの対比なんですから、当たり前の話で、建設費、それが幾らかかったかということは、そこだけで一番最初のね、基本どうのこうのじゃなくて、そこで調べるのは当たり前なんですよ、当たり前。それが、しっかり市長候補としての公約というか発言、そういうことにしっかりと責任持たなきゃいけないということありますから、ちょっと納得いかないんですけど、次に行きたいと思います。  宮古島市市債460億円に対してどう認識しているかということでありますけど、市債460億円について、これは孫に借金を残すといってですね、批判していましたけど、今でもその認識は変わらないですかということであります。 ◎総務部長(宮国高宣君)   まず、今の平良敏夫議員の質問でございますけど、市債、借金でございます。これは孫という話でございますけど、この市債につきましてはですね、教育施設とか宮古島市未来創造センター、いろんな形でですね、子供たちのための建設事業債も活用してきておりますので、これについてはやはり平等にですね、そういった部分については先輩の時代から、これまで合併して15年たっておりますけど、その辺はやはり継続して、市債についてはですね、市税を大事にしながら償還していくものだと考えております。 ◆平良敏夫君   今総務部長からるる説明ありましたけど、市長のそれも同じく選挙戦での中での話なんですよ。そういう借金をたくさん残してどうするんだと、子や孫に。そういうことになるのかどうか。そういうこと、あの当時言っていたことと今でも認識は変わらないか、そのことを市長から一言ぜひお願いしたいと思います。 ◎市長(座喜味一幸君)   460億円というような予算規模だったと思うんですけれども、この建設、公共投資等々が大変、合併特例の事業も含めてたくさんあったということは事実だったと思いますし、またこの大型工事が投資されることによる起債、公債費比率も上がっていく、このようなことの中で、財政の硬直があってはならない、これは今後ともしっかりと注視していかなければならない重要な課題だと思っております。 ◆平良敏夫君   ちょっと後で私見を述べさせてもらいますけど、5号に行きます。市債の償還計画について説明していただけますか。 ◎総務部長(宮国高宣君)   市債の償還計画についてでございます。市債の償還については、借入れした年度の市債の償還表をそれぞれ作成しており、起債管理システムにおいて借入れを行った起債の管理を行っております。令和2年度中に行った試算では、市債残高のピークは令和2年度末で、見込み額の456億2,000万円、令和3年度末見込み額が446億円としており、緩やかに減少していくものと見込んでおります。市債に関しましてはこれまでも、以前に借り入れた利率の高い長期債については繰上償還を実施しており、今後も公債費の繰上償還の財源として減債基金への積立てをしながら、財政状況や借入れ状況に応じて対応してまいりたいと考えております。加えて、市債発行に当たっては、普通交付税措置のある地方債を優先的に発行しており、今後も事業年の適債性を見極めながら発行する市債の有利性、必要性を十分に検討していくものと思っております。  なお、今定例会が終了して、庁議において長期財政ビジョンを策定しておりますので、その中において市債の残高、償還計画は現在立てているというところでございます。 ◆平良敏夫君   令和3年度の公債費の償還は大体42億円だと聞いていますけど、間違いないですか、42億円で。公債費の償還ですよ、返すときの。令和3年度が42億8,300万円と、ちょっと資料もらっているんですけど、これ合っていますよね。 ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後1時45分)  再開します。                                     (再開=午後1時45分) ◎総務部長(宮国高宣君)   長期財政ビジョンにおきまして、令和3年度の公債費が42億8,360万7,000円となっております。 ◆平良敏夫君   ちょっと私もやっぱりそういう42億円、年間42億円も払うのかという話になっちゃうと、多くないかと思うんですけど、これにはちょっともしかしたらからくりがあって、例えば市長のね、市長と候補者の討論会の中で言っていたことは、こういうことをするんだけど、過疎債とか合併特例債とか地方交付税で、一応後から入ってくるよと話し、それで7割か8割は戻ってきますよと話があったんですけど、そのことは説明できますか。 ◎総務部長(宮国高宣君)   公債費が42億円、これこの長期ビジョンはですね、令和12年度、10年計画でございまして、令和12年度では公債費は40億円を予定しております。その中においてですね、合併してからこれまでなんですけど、平成27年度で、この15年間ですね、35億8,154万6,000円が一番低い公債費でございます。令和元年度が47億9,244万円、これがこれまで15年の中では一番高い公債費となっておりますので、この42億円から45億円をピークで償還しますけど、令和6年度が45億円を見込んでおります。ですから、これまでのですね、今言っております合併特例債、これは後年度ずつ返ってきますけど、このほかにですね、臨時対策債とかいろいろございます。これも100億円程度ございますけど、これについてもですね、後年度で交付税として入ってきますので、この辺はいろいろからくりがあるといえばからくりございますけど、しかし事業は市民サービスのためにしないといけませんので、この辺はシミュレーションに乗っていけば健全な財政運営ができるものだと思っております。 ◆平良敏夫君   その償還がですね、やっぱり42億円と聞くと、市民もあんなたくさん払うのかという話になっちゃうわけよ。多分だけど今言ったように、からくりがあって、交付税で払ったやつが国から戻ってくると。それが多分7割とか8割来るから、二、三割しか払わないよということに間違いないよね。 ◎総務部長(宮国高宣君)   令和3年2月末現在で、未償還の金額が417億円ほどになります。この中にも臨時財政対策債、これが105億円あります。これがその417億円の割合で25.24%を占めております。この臨時財政対策債については100%戻ってきますので。ただ、一度に戻ってきません。ですから、そういった形でですね、なっております。ちなみにですね、教育債、これが87億円、土木債でも59億円と。教育債について21%を占めております。ですから、バランスよくですね、いろんな款ごとにありますけど、そういった形でですね、バランスがいいような、そういった借入れをしていくことによって、幅広い形で市民のサービスができるものと思っております。 ◆平良敏夫君   何かですね、市民もやっぱり分かりづらいと思うんですけど、460億円あっても、プラス・マイナスするとそうじゃないよという話をですね、私はちょっと確認したいなと思っておったわけでありまして、それで部長の話にもあったんですけど、健全な公債償還だよというような話を聞きましたけど、その計画について市長はですね、しっかりと話聞いていると思うんですけど、公債に対しても、また償還に対してもですね、そのことに対しての感想をぜひ聞きたいと思っておりますけど、よろしくお願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   この財政の問題と投資の在り方というもの、これはるる私も選挙期間中申し上げました。大型工事と建設事業費というものが、その投資されるというタイミング、民間投資が多いときに公共投資が多いということは、土地バブルとか建築バブルだとかというようなことが発生する。そして、この圏外、我々の宮古島以外から職人だとか人夫等が来るというようなこと、そういう意味においては、公共投資の在り方としてはいかがなものであったのかというような思いは当時としてはもうしっかりと持っておりましたし、今でもその投資の、投資すべきというのは民間投資が多いときは公共投資というものをやや落としながら、圏内における投資の在り方というものを平準化していく、これが建設業の経営を含め、市民所得につながるものだという考えは持っております。 ◆平良敏夫君   市長、意見の相違ですけど、私は予算が増えてもしっかりとしたものができて、それで予算ができるということはですね、収支バランス取っているわけですから、しっかりと仕事をしている市長だからこそできると。今の座喜味一幸市長はほかの市町村との比較ばっかりで、バランスだよと話しているけど、他市のまねをしていいのかと私は思いますよ。宮古島は宮古島なりのしっかりとしたそういう予算の立て方、しっかりした仕事をしてきた。もう一つ言うと、しっかりと……下地敏彦前市長がですね、仕事をしてきた結果がそういうことになっているということと、もう一つ言うと、この償還はしっかりやっていけると総務部長言っているわけですから、もちろんそういう計画立てられない、予算組まないということは組むということはあり得ないですよね。だからぜひ。こちらもですね、見解の相違ということでさせてもらいますけど、これからどんどんやっていきますけど。  次6号、市民の10%所得向上はどのように取り組むのかという問題ですけど、市長は市長在籍で4年間で市民所得の10%向上は実現可能と考える、ぜひ実行したいとしていますが、どのように取り組んでどのように実行するかという質問でありますけどね、この質問はですね、何名かの議員が質問していて、また部長答弁してもらうと答弁が長くなりそうでありますので、市長としてですね、やるのか。やるという言い方というのは、取り組んだけどできなかったという場合もあるので、そうじゃなくて、確信のあるですね、できる、できない、そこははっきり一言言ってもらいたいなと思っております。 ◎市長(座喜味一幸君)   宮古島の経済振興10%アップ、農林水産業、一次産業、それから観光とリンクした1次、2次、3次の6次産業化、その横の横断を効率よく組み合わせれば、間違いなく観光振興と含めて結果は出せるという確信を持っています。 ◆平良敏夫君   市長、できるでよろしいですか。できると一言言ってもらえないですか。できる。 ◎市長(座喜味一幸君)   コロナ禍でのしばらくの課題、観光振興を元に戻すということは大変重要ですが、しっかりとこの4年間で10%アップ、目標をしっかりと達成に向けて頑張ってまいります。 ◆平良敏夫君   私は、だからその頑張っていくよということをちょっと。頑張って、頑張ったんだけどできなかったよということになりかねないですからね、できると確信をもっと欲しかったわけですよ。なかなかちょっとですね。先もあるから行きたいと思います。  次、7号にですね、市の大型予算を箱物行政として批判してきた市長は、公共工事に対してどう考えるかということですけど、よろしくお願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   公共工事やインフラ整備により市民生活の向上に寄与するとともに、景気対策として実施されるなど、経済を下支えする重要な施策であるということは認識しております。一方で、事業規模や整備後の維持管理等によって自治体の財政を圧迫するおそれもあることから、必要性を十分に検討し、効率性、効果性を踏まえながら実施することが重要と考えております。これから市政運営に当たっては、持続可能で豊かな島づくりに向けて、ソフト事業を中心とした施策を展開しつつ、ソフト事業推進の基盤となる必要な施設については十分検討し、実施してまいりたいと思っております。 ◆平良敏夫君   下地敏彦前市長がですね、在籍12年間で取り組んだ、いわゆる箱物と言われる公共施設は葬斎場、ごみ処理施設、JTAドーム宮古島、宮古島市未来創造センター、市総合庁舎等が上げられるが、この5施設を建設したことが箱物行政と言われるゆえんだと考えますか。また、全ての施設が箱物として批判の対象か、でなければどれとどれが批判の対象か、どうか答弁よろしくお願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   下地敏彦前市長が頑張った実績というのは高く評価しております。しかし、必ずしも、具体的にという話でありますから、ちょっと申し上げますが、JTAドーム宮古島等に至っては、本当に経済効果を含めて、維持管理を含めて、これは今後どうしていくんだろうという、私、市長の就任をいただいて、大変悩んでいる部分もありまして、今度いずれにしても、市長となった以上は、出来上がった施設をいかに有効に市民サービスに活用していくか、そして経済効果を出していくか、そして維持管理をいかに低減させていくか、その辺は課題として今後取り組んでまいります。 ◆平良敏夫君   今上げた5つの中のどれとどれをそう言っているかということを聞いたんですけど、箱物行政ということにすごく突っ込んでいたと思うんですよ、批判していたと思います。それの中で、だからここには出せないというような話ですか、全体的に。ただ、それの具体的な話をしないことには、市民何を言っていたかということになりますから、それ相当選挙戦に言っていた批判、幾つかあったんですけど、批判のうちの一番大きな批判でしたよ。そういうことをですね、この5つの施設が箱物行政の象徴だったかということにもう一回答弁できませんか。 ◎市長(座喜味一幸君)   トータルとして、今おっしゃったような事業も箱物だと思っておりまして、必要なもの、それから今後どうするんだろうというような問題、少しこの事業に当たっては、その投資のタイミング、それから事業費、それから経済効果等々含めてやるべきものだというふうに思っていて、合併特例債をもちろん活用した部分もあるけれども、主としてこの市の予算の建設投資のほとんどがそういう箱物に投資されているということは事実だったんじゃないかと思っております。 ◆平良敏夫君   私としてはですね、前政権の下地敏彦市長の前の前政権のツケが回って、葬斎場もそうだし、ごみ施設もそう、一緒にやったから分かると思うんですけど、それも下地敏彦前市長やったんですよ、ごみ処理施設も。ツケだったんです、あれ。35年も40年も放っておかれてどうするのという話を伊志嶺亮政権できなかった。そういうことも箱物と呼ぶんですかということなんですよね。JTAドーム宮古島、宮古島市未来創造センター、総合庁舎もありますけど。そういうことを言われると、すごく……必要なものを造ったとしか私には見えていないんですけど、そこも見解の相違と言われたらそうなんですけど、ちょっと葬斎場とごみ処理施設、箱物になりますかというところだけで。どれとどれがなるのかということ、そういうことを答えることできますか。箱物行政に相当ですね、批判的だったんですから、しっかりと自分の中に意識入れてですね、やったと思うんですよ。 ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後2時03分)  再開します。                                     (再開=午後2時03分) ◎市長(座喜味一幸君)   新庁舎、これは新庁舎も箱物行政ということで、もう少し検討できなかったか。JTAドーム宮古島、もうちょっと検討できなかったか。また、未来創造センター、もうちょっと工夫できなかったか、そういう思いがあります。 ◆平良敏夫君   やるべきじゃなかったということではなくて、ちょっと考えるべきだったんじゃないかというところでよろしいですか。  次に行きます。宮古島市総合体育館の建て替え計画を見直すとしていますが、何名かにやっていますけど、ちょっと簡単に説明できますか。 ◎市長(座喜味一幸君)   宮古島市総合体育館、建て替え計画を見直すことを説明してほしいという質問ですが、同施設は複合型スポーツ振興、人材育成拠点、施設整備事業として基本構想の策定が終了し、基本計画の策定を行っているところです。宮古島市総合体育館の建設については、次年度から教育委員会に所管を替えて行います。所管替えを行い、施設管理を行いつつ建物の調査などを行うなどして、修繕か、あるいは建て替えかの判断を速やかにやっていきたいと考えています。 ◆平良敏夫君   この事業は、令和元年9月の台風13号で屋根が吹き飛び、築36年と古くなっていることもありですね、新しく建て替える計画で下地敏彦前市長がですね、何度も上京して財政支援をお願いして予算処置を検討しているとの話になっていて、今年度で基本設計が策定されると聞いていました。その中での宮古島市総合体育館建て替え計画見直しの記事がありました。その記事の中でですね、市長は、予算規模の縮小に加え、財源確保の見通しが立たない、また大型公共投資も一段落で、これからは市民の所得向上、より経済効果のある事業にシフトしていくと話しております。私は、大型公共投資がですね、市民の所得向上につながるということと、体育館は市民のために必要な施設で非常に経済効果は大きいと考えるとともにですね、もう一つは、財源確保は市長の役目でありますので、その能力を疑われることになりますけど、いかがですか。今の質問で答弁よろしくお願いします。 ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後2時07分)  再開します。                                     (再開=午後2時07分) ◎振興開発プロジェクト局長(下地秀樹君)   宮古島市総合体育館は、これ我如古三雄議員にも初日に答えたものでございます。宮古島市総合体育館は、令和元年9月5日に直撃した台風13号により……                 (何事か声あり) ◎振興開発プロジェクト局長(下地秀樹君)   内閣府の予算で基本計画、基本構想をやって……                 (何事か声あり) ◎振興開発プロジェクト局長(下地秀樹君)   そうです。 ○議長(山里雅彦君)   議長を通してください。 ◎市長(座喜味一幸君)   宮古島市総合体育館、本当に合併のときでも主要な新市建設計画の中の大きな目玉として、主要事業に取り組まれていたと思っております。この新総合体育館については、今プロジェクトチームで詰めてきたんですけれども、コロナ禍の中で基本計画策定も遅れている状況にあります。次年度から教育委員会に移るわけですが、いずれにしても予算のまだ担保等もない状況でありますので、速やかにこの検討を行いながら、もちろんおっしゃったとおり、予算の確保というのは市長の大きな仕事でありますから、その辺はしっかりと方向性を定め、日にちを決めて、予算確保に一生懸命努めていきたいというふうに思います。 ◆平良敏夫君   この予算確保のことなんですけど、前下地敏彦市長は中央とですね、中央政府と連携を取りながら予算処置をしているわけですよ、何度も通いながら。そういう覚悟は市長にありますか。 ◎市長(座喜味一幸君)   しっかりと来年度の振興計画の見直しも含めて、離島振興しっかりとやるし、また予算の確保、特に国土強靱化とか、NN事業だとか、一生懸命増やしながら、この新総合体育館の建設についてもしっかりと予算確保、汗をかきたいと思っております。 ◆平良敏夫君   建て替え計画見直しの記事を見てですね、市民、特にスポーツ関係者は落胆しています。見直しの結果、改修工事で対応しても、またやっぱり新しく建設しようとなってもですね、計画が大幅に遅れることになり、市民の不利益となります。行政は継続することも大切です。座喜味カラーを押し通すのではなく、市にはこれまでの事業計画があるわけですから、その計画に沿ってですね、この事業は私は本当に進めていただきたいと思っております。あちこちから、今からね、もしかしたら既に要請だったり、そういうこと来ていると思うんですけど、どんどん、どんどん要請活動していきますので、早めに考え直していただきたいと、この点は思っております。考え直していただきたいんです。  9号、全市民に対するPCR検査はいつ、どのように実施するのかということと、入島者にPCR検査陰性証明書を義務づけるとしていたが、いつからどのように実施するかという質問なんですけどね、今定例会の答弁で入島者のPCR検査の義務化と全市民のPCR検査実施が困難としていますが、困難の理由をですね、宮古地区医師会や沖縄県立宮古病院、観光関連事業者との意見交換による結果としております。この入島者のPCR検査とか全市民のPCR検査を、このこれを公約とするときにですね。医師会とかそういう組織との意見交換はなかったんですか。その点はぜひしっかりと答えてください。 ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後2時13分)  再開します。                                     (再開=午後2時13分) ◎市長(座喜味一幸君)   一応しっかりと医師等々の意見ももらいながら、公約はつくってきました。ただ、PCR検査、これについては、当時としては必要だというような状況でありましたけれども、去年の11月ですからね、その後の感染拡大等によって、もう医療、病院等の医療崩壊があってはならないという状況、そういうものの中でPCRの大規模検査というのはちょっと厳しいという話も、もちろん宮古地区医師会、沖縄県立宮古病院、それから牧港中央病院等々との先生との意見交換等もしながら、この辺については、収まる状況を見ながらPCR検査はやっていかなければならないというような方針になったということであります。 ◆平良敏夫君   私が問題にしたいのはですね、そんな今の現状は分かりますよ、何度も聞いているから。ただ、公約として出すときに宮古地区医師会と相談しなかったかと聞いたら、今ちらっと、やっぱりマスクしているから聞きづらかったんですけど、宮古地区医師会にも相談しましたという話でしたけど、そのときは宮古地区医師会もやっていいんじゃないですかという話になったんですかね。 ◎市長(座喜味一幸君)   PCR検査の必要性というのは、宮古地区医師会に入っておられる医師から、相談して、PCR検査での陰陽の識別、それから感染ルート等を早めに突き止めるというのは大変重要な案件だということで、一応相談をしておりました。 ◆平良敏夫君   PCR検査の必要性はもちろん分かりますよ、医者だって、私らたちだって。ただ、それを全島民にやるか、それとも入島者に、観光客にPCR検査陰性証明書を持って入島させるということまで相談に至ったんですか、そこの部分まで。 ◎市長(座喜味一幸君)   PCR検査、島外から来る観光客、そういう方々に対する水際対策というのは大変重要な課題だということは、当時11月、12月の間では話合いはしておりました。この感染拡大の中でそういうPCRの問題等々も動いてきたし、国の動き等もありました。しかし、島外からの観光客のPCR検査、これは国土交通省がもういよいよ動いてくれまして、今羽田からの北海道、あるいは沖縄、九州、宮古島、八重山まで含めてのPCRの実証試験等を行っているということは、やはり国としても水際対策を国自らやっていくという大きな動きになってきたなというふうに思っております。県とも連携しながら、やはり水際対策はしっかりやっていきたいと思います。 ◆平良敏夫君   これができないということは宮古地区医師会と相談しながら、また関係団体と相談しながらということでありまして、それで法的根拠がないということも含めておりました。それ大きな問題でですね、一応公約上げる時点で法的根拠はないんだったら、そのときに調べたら分かりそうなものなんですけど、これ今になって、いよいよ国が動いているからどうのこうのという話と全然意味が違うと思います。ここは公約ですから、県議の公約と市長の公約違うんですよ。県議は提言する公約なんですけど、市長は実行する公約ですからね。そこら辺がもしかしたらそういうところがあったんじゃないかと、私ちょっと心配するんですけど、ぜひですね、市長の公約というのは非常に重いということをですね、実行していかないといけないわけですから、ぜひ肝に銘じてほしいなと思っております。  続けます。似たような問題なんですけどね、座喜味一幸市長の目玉公約というのはPCR検査等全市民の検査、観光客入島前検査ですね。市民所得10%向上、農業者の所得向上とかが公約でした。批判の言動というのは箱物行政の批判、新庁舎建設費120億円に対する批判、市債460億円に対する批判、以上でですね、座喜味一幸市長は多くの票を取ったと考えます。公約の実現を批判言動に対して、市政の批判言動ですね、それに対して責任を持たなければならない。責任の重大さは感じるべきだと私は意見して、次に行きます。  11号の入島協力金制度を創設するとしていますが、説明してくださいという話ですけど、いいです。聞いておりますので。宮古島の環境を守るため、私の私見として、観光客は少なからず島に負荷をかけているわけですから、少しの負担をしてもらう法定外目的税のですね、創設は私もずっと言ってきました。市も検討していましたが、沖縄県が同じような税制度を検討しているとのことで、今では市は保留していると理解しておりますけど、さっきも話あったんですけど、ちょっと分からなかったから。県が環境協力税導入しても、宮古島市独自での入島協力金を重ねて徴収できると思いますか。 ◎企画政策部長(友利克君)   先ほどの法定外目的税というのは税法に沿う税の導入でありますので、納税義務が生じるわけですね。入島協力金ですか、協力金は任意のものですから、これが重複して徴収できるかということなんですが、できないことはないというふうに思います、あくまでも任意ですからね。ただ、2つのですね、やっぱり入島に係る税金、あるいは協力金というものをですね、徴収するということは、やはりこの島のイメージというものにもですね、関わることですので、宮古島に来たのにやたら金ばっかり払っているなというような島に思われてしまうと、またこれ開港的なイメージからしますとマイナスになりますので、その辺はやはり慎重に考えていくべき。そして、県がこの法定外目的税を導入する今後の成り行きというものをですね、やはり慎重に丁寧に見極めながら、本市における協力金の導入というものはですね、検討すべきではないかというふうに思っております。 ◆平良敏夫君   県は法定外目的税ですよね、県のほうはね。そういうことは、この税金の使い道、それが大きな問題で、例えばこれはみんなちゃんと市町村に振り分けるとかいうんで、そのほかに幾ら入るのよということも問題だし、あとは宮古島だったら県関係の物件にしか使えないということになりかねないところがあるよね、多分県が進めるわけですから。そこらのことを考えるとですね、そこってやっぱり何か分かっていますか、例えばどういう分配の仕方をするのかということは。 ◎企画政策部長(友利克君)   まだ詳細なことまでは、市町村との調整は、協議といいますか、そういったのはないというふうに聞いております。ただ、やはり配分をするに当たってはですね、これはもうあくまでも予測ですけども、市町村間の取引、駆け引きは当然出てくるでしょうし、市町村と県ですね、その駆け引きというのは出てくるでしょうし、その中においては、やはり市長の強いリーダーシップというものが求められる場面があるのではないかというふうに思っております。 ◆平良敏夫君   分配されても、例えば県の施設にしか、例えば道路だったら県道にしか、県道の掃除だったり、そういうのしか使えないよとか、そういうことになりかねないかなという、ちょっと危惧するところがあるわけ。そうだったらですね、どうしても宮古島でも必要かなと思っておりますし、まず一つの例として竹富島でも観光客1人につき任意の協力金として300円徴収する入島協力金を実施していますが、問題は徴収率がほぼ1割だそうです。徴収率がね、1割。1割となっていると。それをやっぱり竹富島も5割は入るんじゃないかと思ったところはある節はあるんですけど、節というか予測していたんですけど、1割しか払わないと。やっぱり協力金というのはなかなか払わない人が多いよ。富士山のことも載っていましたけど、向こうも協力金だったんですけど、協力金で全く払ってもらえないから、法定外目的税、それにやるということが新聞に載っていましたよ。そういうことですよ。だから、その徴収をですね、協力金じゃなくて、宮古島市にも徴収の強制力を持つ法定外目的税の創設を目指すべきではないかと私は思っているんですけど、多分1割だよ。思っているんですけど、そのことに対して市長は、多分これ市長の公約みたいなところあると思いますから、強制力を持たせた法定外目的税はどうですか。 ◎市長(座喜味一幸君)   この問題もこれからちょっと検討していくというふうに思っておりますが、まずいち早く仕組んでいけるのが入島協力金制度かなというふうに思っております。いろいろとマリンスポーツ関係の人々、環境の関連の人々等々話をすると、これはサンゴを守る、自然を守るという意味においては、大変これは意識を持つ人々が多いんで、ぜひともに進めてもいいんじゃないかという人々の多くの声も接しておりますから、まず入島協力金という形で仕組みをつくっていく。それから、金の集め方も大変、どこでどういう仕組みで集めるかということ等もありますんで、その辺しっかりと検討していきたいと思います。 ◆平良敏夫君   何名かの観光客とそういう話をする機会がありましてですね、このきれいな宮古島の環境を守る、そういうことでしたら、1,000円以内だったら払いますよという方が多いですよ。だけど、これを協力金というと払いづらい。払いたくないんじゃなくて、多分払いづらいと思って払えなかったりしていると思うんだよ。だから、今まずそれから取り組みやすいんじゃないかという話になると思うんですけど、1割だそうですから。また、その後に、じゃもう法定目的税にしようかという話になるかなと思っております。推移を見守っていきたいと思います。  12号は飛ばしたいと思います。  13号、議案第42号の問題ですけど、提案理由に反省の一文字入れるべきだと考えますが、市長の見解はいかがですかということでありますけど、先日ですね、前里光健議員の質問があり、細かく答弁していましたが、その中でもですね、明確な反省とか謝罪の言葉は聞こえませんでした。提案理由に反省の一文字を入れてはいかがですかということでありますけど、ちょっとこれハードル高そうな感じはしております、私もですね。それで、この議場の場で、反省と謝罪をしっかり表明することがですね、市民に寄り添ったということになるんじゃないかなと私は思っているんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後2時27分)  再開します。                                     (再開=午後2時27分) ◎市長(座喜味一幸君)   反省の文字を入れるべきではないかということで、全く私は、マスコミや市民からの大変厳しい指摘を受けて、真摯に受け止めて、その反省を踏まえて今回の提案となっておりますことをご理解ください。反省の思いを持っております。 ◆平良敏夫君   ありがとうございます。そういう真摯な言葉というんですけど、そういうことが市民に寄り添ってしっかりとやっていくという表明にもなるんじゃないかと私も思っておりますので、よかったです。  18号行きます。陸自医療班支援に対して批判する新聞投稿がありました。市長はどう考えるかということなんですけど、宮古島市の高齢者介護施設で新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生し、沖縄県の災害派遣要請を受けて同施設で活動していた陸上自衛隊医療班支援隊員に対して批判する新聞投稿がありました。内容は災害派遣要請で、陸自の医療班がクラスター発生の老健施設に入ったが、多くの自衛隊員がしたことは、内服薬の予約、清拭、体拭くことですかね、それや入浴の介助、物品の消毒等々、このような介護、こういうのなら自衛隊に災害派遣要請をすべきではない。また、コロナの危機を自衛隊宣伝の機会に利用したり、老健施設を野戦病院に見立てて訓練、そういう投稿がありました。これ通告してありますので、市長も記事は読んでいると思いますので、この投稿についての市長の見解、見識をよろしくお願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   2月5日に宮古毎日新聞に投稿されていたミサイルと人命救助の記事に関しましては、要請に関して誤解があるとの印象を受けました。医師ではなく、看護官5名であったことに関しては、DMAT等の派遣で医師は充足していましたが、24時間看護する看護師が不足しており、介護従事者等も含め、島内及び県内での調整が厳しく、医療機関からの要請が看護師であったというふうに記憶しています。また、迷彩服等で看護することの違和感を持つ方もおられるということは予想されましたが、それを超えて非常に逼迫している施設の了解も得たと聞いています。新型コロナウイルス感染症患者の治療現場に携わることは、自らの感染の危険性を理解した上での行為であって、自衛隊であるとか民間であるとかの枠を超えて、感謝の気持ちを持つことが大事ではないかという率直な思いです。 ◆平良敏夫君   市長、同じ見識持っていて、本当によかったです。  15、16、17号なんですけど、市指定施設のサバウツガーについてということと、結の橋学園についての市長の見解はということと、伊良部島の道路整備について市長はどう考えるか、この3点にですね、質問すべきなんですけど、ちょっと時間ないですから。この3点の問題でですね、伊良部島出身の石垣市議会議員、自民党員でありながらですね、座喜味一幸市長を強烈に応援して運動したと言っておりました。分かると思うんですけど、名前出しますけど、仲間均さん、あの方が名前出してもいいよと自分で言っていたからね。座喜味一幸市長を一生懸命応援したという話ししていたんですよ。その原因は何かというと、この3点によると、サバウツガーと、結いの橋学園統廃合したことと、道路の問題は前下地敏彦市長に一生懸命言ってきたんだけど、前下地敏彦市長はそれに応えてくれなかったということで、そういう話で私に話しておりました。市長は、その人の思いに応えることできますか。あなたは選挙期間中、そんな話十分したと思いますよ。 ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後2時33分)  再開します。                                     (再開=午後2時34分) ◆平良敏夫君   もう終わりますけど、座喜味一幸市長、ぜひ頑張ってください。 ○議長(山里雅彦君)   これで平良敏夫君の質問は終了しました。 ◆砂川辰夫君   15番の砂川辰夫です。座喜味一幸市長、市長ご就任おめでとうございます。それから、大城裕子教育長、就任おめでとうございます。それぞれに、市民のため、児童のため、一生懸命頑張っていただきたいと思います。  それでは、早速始めていきたいと思います。私見交えながら一生懸命質問しますので、当局の皆さんにおかれましては誠意あるご答弁を願いたいと思います。  このたび私の住んでいる保良自治会が、2020年、沖縄県からふるさと百選に選定をされました。これは、現自治会長の砂川春美さんが長年にわたりまして申請し続けた功績でございます。改めて心から保良住民の一人として感謝の意を伝えたいと思います。ふるさと百選は、農山漁村の持つ魅力を広く県民に紹介することが狙いであり、人々の生活と地域の特性が反映され、調和が取れた地域を集落部門で認定するものであります。共進会や豊年祭の開催、伝統芸能の保存、継承など、自治会の活動で高い評価を得ました。砂川会長のコメントがまたすばらしいもので、地域の過疎化、高齢化が進む中、保良の歴史と伝統を伝え、活性化につなげたい。本当に頭が下がりました。近年は、全国的に人口が一極集中し、地方においては急激な人口減少にあります。加えて、地域の過疎化、それから住民の高齢化が進んでおり、宮古島も例外ではありません。今や当局が優先して取り組むべき課題でもあると推察いたします。私の最初の質問は、保良の自治会長も発言しておりますように、地域の活性化につなげるため、観光スポットの環境整備や保全保護の観点から質問をさせていただくものであります。当局におかれましては、このことを踏まえて、真剣かつ誠実に分かりやすい答弁をお願いいたします。  それでは、質問に私見交えながらしていきたいと思います。世界最大の閲覧数を誇る旅行口コミサイト、トリップアドバイザー2021年が発表した観光地ランキングによると、今後注目の観光地世界ランキングトップ25で、このほど宮古島市が21位にランクされております。同サイトで東洋一の白い砂浜と呼ばれる与那覇前浜ビーチも日本人人気の水辺ランキング2020年のビーチ編で第1位に選ばれております。背景には、宮古島の自然、とりわけ各地域に点在する美しい砂浜の存在があることは否めません。同サイトの編集者によると、コロナ収束後の初めての休暇を見る方々には、この調査結果が旅行先を考える際の目的地選択のリストになるだろうとコメントしております。  さて、私は、昨年12月定例会で観光地の環境整備の観点から、観光スポットにおいて観光客から協力金として入場料を徴収し、観光地の整備に充当することは可能かの質問をいたしております。当局の答弁は、観光地の環境整備の財源を確保するために、施設利用の有料化や県の法定外目的税として宿泊税や、私が提案した協力金等々、様々な方法を検討するとお答えをいただいております。伺います。観光地の環境整備の財源確保のめどは立っておりますでしょうか、お聞かせください。 ◎観光商工部長楚南幸哉君)   県にお聞きしましたところ、県は宿泊税については、昨年2月定例会で上程予定でありましたが、首里城火災、新型コロナウイルス感染症の影響により、提案を見送っております。現在は、再度の提案に向け、観光関連事業者への理解をどのように得ていくかなど、県庁内で検討を進めているとお聞きしております。 ◆砂川辰夫君   先ほど、午前中か、狩俣政作議員からも平百合香議員からもありましたとおり、今先ほど平良敏夫議員も話をしておりましたが、この協力金については私は平良敏夫議員と逆な立場でして、一応その話はさておいて、私はこの推進派ですから、質問をしていきたいと思います。また、私は議員就任以来、東平安名崎の環境整備について、再三質問しております。当局の答弁は一貫して、東平安名崎周辺は海域を含め、国の管理下にあり、市の管轄外であるため、環境整備に制限を受けることから、開発や環境整備を進めるのは大変難しく、検討するとの答弁でございました。その後、東平安名崎の環境整備は全く進んでおりません。国指定の公園の開発について、文化庁文化財第二課及び県庁の教育委員会によれば、開発の内容によりますが、観光名所の復活が理由であれば、申請から最大3か月以内で許可されることを確認しております。  パネルを見ていただきたいんですが、これは保良漁港の漂着ごみの現状であります。円内は浦底漁港です。これだけプラスチック等が流れ着いております。海岸漂着ごみが後を絶たず、毎日毎日漂着し続けており、ごみ捨て場状態になっているのであります。先週日曜日の宮古毎日新聞に、身近な問題から自分事に、SDGsを家庭からという見出しで、宮古島在住の福岡市出身のフリーアナウンサーの宮古テレビですね、井上美香さん、この方が宮古の海を綺麗にし隊、この隊長を務めて、漂着ごみを取り上げて投稿しております。私たち島民も身近な問題として意識していくべきだと思うのであります。新聞掲載後の現在は清掃がされてですね、この宮古の海を綺麗にし隊がですね、一応きれいになっております。取り除かれております。まだまだきれいになる砂浜であります。  次に、アダンススキの繁殖拡大、テッポウユリ、天然記念植物であるテンノウメやイソマツなど、200種類以上の貴重な植物が激減し、植生場所の見分けがつかない状態にあります。 ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後2時45分)  再開します。                                     (再開=午後2時46分) ◆砂川辰夫君   それから、これですね、入り口から1.8キロの東平安名崎の大地はススキが繁殖拡大し、この遊歩道すら見えない状態であります。今は清掃がちょっとされてですね、見える状態になっております。こんな感じ。国の名勝に指定され、日本都市公園100景の一つとして知られている東平安名崎は今や観光名所には程遠く、無力感で胸がいっぱいになります。当局の皆さん、一度でもこの東平安名崎を訪れたことはありますか。視察されたことはありますか。このパネルが現状であります。ぜひ足を運んで、ご自分の目で確認していただきたいものであります。  保良漁港の漂着ごみは限界をはるかに超え、現在も漂着し続けているのであります。そのごみなんだけども、また拾ったものもそのまま山積みされて、そのままの状態に長いこと放置されている現実がございます。その辺も検討していただきたい。現在は新型コロナの影響を受け、観光客の来島はごくごく少数でありますが、コロナが収束し、大勢の観光客が押し寄せてきた際に、あのごみの状況を目にしたとき、日本一住みたい島、国の名勝に指定された島だとお思いになると思いますか、皆さん。観光地整備の課題は、東平安名崎だけではありません。各地域の観光スポットが何らかの課題を抱えております。当局においては、観光地の整備は早急に取り組むべき課題であると認識されておりますが…… ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後2時49分)  再開します。                                     (再開=午後2時49分) ◆砂川辰夫君   当局においてこの観光地の整備が早急に取り組むべき課題だと認識されておりますかということなので、これは通告はしていないと思うんだけど、関連質問だから話しているんだけれども、いいです、これは。それから……                 (何事か声あり) ◆砂川辰夫君   パネルは、これは通り池の現状です。この白い部分が木道であります。数年前の台風で木道が壊され、海岸までつながっていない状態で放置されたままです。このまま放置すれば、観光客の誘致どころかリピーターにつながらず、宮古島そのものの明るい未来が想像できない状態。これ壊れてですね、止められております。環境整備の財源確保のため、当局には昨年12月18日と今年1月18日に観光客の入場料の無人徴収の現状とQRコードの導入について、システムを開発した企業から説明を受け、総務省と内閣府をリモートでつなぎ勉強会を行いました。  伺います。当局はこのシステムについて関係部署に連絡をし、情報共有する旨を約束いたしておりますが、現在どの部署までが情報を共有し、どの程度理解されているのかお答えいただきたい。また、当局はこの徴収枠組みについて認識されている内容についてお聞かせください。現在どこまで検討されているのか。 ◎観光商工部長楚南幸哉君)   3つほど質問があったと思います。現在観光商工課及び都市計画課において情報を共有して、システムの内容などについては理解していると思います。砂川辰夫議員からのご提案がありました徴収システムは、ICTを活用した無人のシステムであり、徴収コストを抑えることができるなどの利点を持ったシステムであると認識しております。現在は、そのほかの財源確保の方法と併せ、検討しているところでございます。 ◆砂川辰夫君   実はこの徴収システムの最大のメリットなんですが、屋外において入場料の徴収を行うために当たって、人件費が削減できます。無人ベースで現金とキャッシュレス決済による徴収率を上げる。それから、インバウンドに決済利便性を提供する。それから、コロナ禍の中で普及が急増しているQRコード活用の非接触決裁を実現できます。これは、宮古島で初めて統一QRコードを導入して、宮古島のキャッシュレス決済の普及を促進していけるんじゃないかというふうに思っております。国は、次の観点から推奨していますので、ご紹介をいたします。  1つ目に、内閣府は、地方創生の観点から奨励しております。総務省は、統一QRコードであるJPQRの普及の観点から奨励をしております。3つ目に、経済産業省はキャッシュレス決済の普及の観点から推奨をしております。このことは、この間も申し上げたんですが、平成27年、国会で地域自然資産法が制定され、自治体が、自治体がですよ、独自に観光客から徴収することが可能になり、任意で徴収する、これが環境整備協力金であります。  協力金の徴収枠組みについて説明をいたしますが、パネルを御覧いただきたい。このパネルは屋外用です。ステンレス製のパイプにセンサーが収納されており、4か国語で案内いたします。現金、ペイペイ等のQRコード決済企業、JPQR、NTTやソフトバンク等、電波受信状況、日本語、英語、中国語、韓国語の4か国語で表記いたします。ポールには現金管理のセキュリティーが確保されており、現金ボックスがポールの中に収納されております。この際、収納箱の開放は管理部署のみができる仕組みになっております。観光客から強制的に徴収する入場料や入島料の場合は、法的整備が極めて困難で、かつ国内外の観光協会から協力を得るためにハードルが高いのであります。しかし、この任意の協力金であれば、観光地の整備や観光保全保護に使用されるのですから、観光客は喜んで協力いただけるものと私は信じております。当初は任意から徴収し、徐々にハードルを上げて徴収することが、観光客が受け入れやすく、宮古島の観光財源にも充当できると思うのであります。  伺います。当局は、観光地の環境整備の観点から、観光客から環境整備協力金として、観光スポットにおいて入場料の徴収システムを導入する用意はありますか。 ◎観光商工部長楚南幸哉君)   各観光スポットにおける環境整備協力金や入島協力金制度については、駐車場など観光地の有料化などの財源調達方法と併せて、今後宮古島市の観光推進協議会などで検討していきたいと考えております。 ◆砂川辰夫君   パネル3を御覧いただきたい。国内で現在このシステムを取り入れている主な自治体の観光地を紹介いたします。富士山の国立公園は、入山料1,000円で徴収率55%です。ここは、静岡県と山梨県で徴収しております。屋久島国立公園は、入山料1,000円で、徴収率90%を超えております。鹿児島県の屋久島町が、これは徴収しております。立雲峡、雲海に浮かぶ竹田城を望むスポットでですが、協力金300円で、徴収率が90%を超えております。把握している限りでは、全国13か所で協力金を徴収しております。このようなことを勘案しても、120万観光客が我々のところに来ているというふうに今もなっておりますが、コロナ禍でちょっと減りましたが、ちょっとどころじゃないです、かなり減りましたが、この120万人の計算で試算をすると8人に1人で計算して3,000万円、年間、これが徴収できる、回収できるシステムに一応試算をされております。  全国離島振興協議会によると、多くの島々が入島料導入を希望していますが、日本初の世界自然遺産になった屋久島ですら、入島料導入のハードルが高くて乗り越えられず、任意の環境整備協力金を徴収しております。沖縄県では、先ほど平良敏夫議員も話されていましたが、沖縄県では竹富島が入場料を導入しましたが、僅か数%にすぎません。唯一、座間味島と阿嘉島が入島税を取り入れております。それから、富士山は5年間、任意で入山料を徴収しており、令和4年からは強制に変更します。ちなみに、この石垣市の竹富島が、これ発券機を独自で造ったところ、2,000万円かけて造っており、その利息分さえも回収できない状況にあるとのことでございます。このシステムは、民間の会社が一応備えつけて、宮古島市には何の負担もかけないというふうなシステムでございますので、後でいろいろ検討していただきたいというふうに思います。  宮古島観光スポットにおいても、当初は観光環境整備協力金として任意の徴収を行い、将来は座喜味一幸市長の公約である入島料への徴収につなげることができるというふうに私は思っております。6年かけるとこれができるそうなのです。一応いろいろ調べました。宮古島への観光客の内訳ですが、2018年は約114万人で、5年連続で右肩上がりとなっております。これを鑑み、前年度3月に計画を見直して、第2次計画を2028年度、目標200万人に設定しております。これを目指すとすれば、この環境整備協力金の収益は、宮古島観光スポットの整備財源に十分に可能だと私は推測いたします。当局は整備財源をどのように確保し、予算化するのか、具体的な計画があればお聞かせください。なければいいです。 ◎観光商工部長楚南幸哉君)   環境整備の財源の確保についてであります。環境整備や維持管理に係る財源として沖縄振興特別推進市町村交付金やふるさと納税などを活用し、観光地シャワーの有料化を進め、財源確保に努めてまいりました。一括交付金は令和3年度までの制度となっておりますので、そのほかの補助金の活用やふるさと納税の増加に向けた取組や観光地の有料化の検討を進めてまいりたいと思います。 ◆砂川辰夫君   これパネル4を御覧いただきたいんですが、これが実際に総務省の統一QRコード、これを活用した屋久島での新聞記事が掲載されております。鹿児島テレビやNHKニュースからも報道されております。  パネル5ですが、東平安名崎や通り池に設置するとなれば、写真のような、こういう感じで設置されると。真ん中じゃなくて、邪魔だから右端でも左端でもいいという感じで、こういうふうに設置できる。簡単に設置できるようになっております。これは、すごいねじで留めて、セメントで固めるか分かりませんが。東平安名崎や通り池に設置するとなれば、写真のようなイメージとなりますが、それぞれ観光客の目に留まりやすく、入り口中央付近に設置してお願いベースを強調し、一人でも多くの人々に環境整備の協力金であることを認識していただきます。徴収率を上げるためには、専門の企業に委託する選択肢もあります。当局もこの枠組みの導入に遅きに失しないよう、ぜひご検討していただき、環境整備協力金を徴収して、観光財源が確保できるよう頑張っていただきたいというふうにお願いしたいと思います。  私は、この間、観光スポットのそれぞれの協力金で自然環境の整備、保全、保護の観点からもこの枠組みを使い、任意で徴収を開始し、5年から6年後には富士山のように強制徴収として、入場料制へと移行していければと考えております。その徴収金は、地域における観光スポットの各地域の整備及び保護費用といたします。徴収手段は、現金とQRコード決済を活用して、任意徴収期間は専用の民間企業に委託し、そのノウハウを引き継ぐ形で数年後をめどに宮古島市で独自に運用します。同時に、市の観光財源と地域振興がリンクする仕組みをつくり上げ、行政と地域が連携する新しいモデル事業としての構築を推進すべきだと私は思っております。  お伺いします。市長は、施政方針の中で、地域の宝を次世代へ継承することにより、地域の活性化と均衡ある発展に取り組み、環境保全と持続可能な観光の両立へ向けて入島協力金制度の創設を検討すると言われております。まさにこの任意の協力金徴収は、市長の政策に合致した枠組みではありませんか。取り入れるタイミングが今ですと私は思っておりますが、市長の見解をお伺いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   今るる提案をいただきました。入島協力金を創設していく際におきましては、やっぱりきめ細やかな徴収の方法というのは大変大きな課題でありまして、いろんな地域でも徴収方法については検討し、地域の理解を得ながら進めているというのが実態じゃないかというふうに思っております。今回の提案も、より具体的で、一つの徴収の方法として提案をいただいたことということで、しっかり受け止めたいと思っております。 ◆砂川辰夫君   今率先して実施できるのは宮古島であると私は考えております。本案件で宮古島市の観光業界が体力をつけることになり、観光産業に革新的な沿革ができるものと思えてなりません。成立すれば、取り入れていただければ、この宮古島は全国自治体のモデルケースとして注目され、先駆けて導入することになります。このシステムが稼働し、成功することになれば、全国で、一番訪れたい島、住んでみたい島になるものと確信いたします。当局におかれましてはしっかり検証し、積極的に取り組んでいただくことをお願いをいたしまして、次の質問に参ります。  座喜味一幸市長は、選挙公約において自衛隊容認を表明し、当選をされております。自衛隊反対と自衛隊を容認する有権者の思惑の中、自衛隊反対の共産党、社民党との政策合意をして、自衛隊容認をいたしております。市長選では、互いに妥協できるところですり合わせを行い、基本合意をいたしておりますと話しております。それぞれの活動においてはこれを妨げないと、市政刷新会議メンバーは言っております。  お伺いします。私は、沖縄県において自民党沖縄県連、いわゆるチーム沖縄とオール沖縄の政策の一番の違いは安全保障だと認識しております。恐らく市長におかれましてもそこは同じ認識だと考えますが、見識をお聞かせください。 ◎市長(座喜味一幸君)   我が国の安全保障にとって、自衛隊というのは大変重要な立場にあります。また、国土を守る防災、人命を守る救急医療、それらは我々の国の安全保障にとって大変重要な使命を果たしておりまして、私は自衛隊の国の中における安全保障に果たす役割というのは大変大きいものがあるというふうに思っております。 ◆砂川辰夫君   政党が支持する場合、政党が支持する場合ですよ、政策協定を結びますが、共産党の自衛隊反対と自衛隊容認のすり合わせで妥協した基本的合意の内容をお聞かせいただきたい。 ◎市長(座喜味一幸君)   自衛隊については容認であります。ただし、市民の理解を得ない強硬な部隊配備や施設整備については反対ということで合意をいたしております。 ◆砂川辰夫君   これ共産党も合意しているというふうに捉えてよろしいですか。 ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後3時10分)  再開します。                                     (再開=午後3時10分) ◎市長(座喜味一幸君)   代表者会議の中には各様々な政党、入っておりますから、基本合意には同意しているという理解でよろしいと。 ◆砂川辰夫君   市長を支援する組織が何か、それからそれぞれの活動の内容を具体的にお聞かせいただきたい。それぞれの活動においてはこれを妨げないというふうな言い方をしております。このそれぞれというのは、それぞれの活動とは、具体的なことをちょっと教えていただきたい。 ◎市長(座喜味一幸君)   各政党の思想、信条とイデオロギー、それから団体等については、それぞれの正義を掲げた課題があります。そういう考え方を認め合いながらも、しっかりと市長選挙においては、かかる自衛隊の容認、それから地元の理解を得ない強硬な配備というものには反対だという基本的な政治スタンスを持って合意して、市長選挙を戦ったものでございます。 ◆砂川辰夫君   それからですね、下地敏彦前市長のように全て容認ではないとしております。何をどの部分を容認で、どの部分を容認できないのか、具体的な見解をお願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   やはり基本的には、市民の不安を解消していくということにおいて、しっかりと地元と話合いを持つ、説明会に参加する、そういう不安解消に対する姿勢というものは、私はしっかりやっていきたいというふうに思っております。
    ◆砂川辰夫君   米軍の駐留、基地の移設、訓練場の在り方、自衛隊の配備等々でこれら全てに反対するオール沖縄の推薦を受け当選をされた市長が自衛隊容認とは、これいかにというふうな、私考えたりもしたんですがね、これ等についてお伺いいたします。容認するに至るまでには保守と革新で容認、反対の協議を重ねた結果だと推測しますが、共産党においても容認するとの立場で市政運営を推進すると理解してよろしいですか、お聞かせください。 ◎市長(座喜味一幸君)   先ほど申し上げましたように、代表者会議等でるる議論をいたしまして、基本の合意に至っているところでありますから、その中には共産党の代表者もいたというふうに認識しています。 ◆砂川辰夫君   次の質問です。宮古島駐屯地を視察されたことはありますか。このパネルを御覧ください。ミサイル基地反対、軍隊は住民を守らないののぼりや横断幕等、あげくはやぐらまでが正門前の沿道に設置されていることをご存じですか。どうですか。市長、こういうふうになっていました。ご存じですか、こういうの。 ◎市長(座喜味一幸君)   通りすがりにそういうのぼり、横断幕等があることは見ています。 ◆砂川辰夫君   市長、ミサイル基地の定義はご存じですか。ミサイル基地のイメージをお聞かせください。あわせて、自衛隊は軍隊であると市長の支援団は話しているが、市長の見解をお聞かせください。 ◎市長(座喜味一幸君)   ミサイル基地の定義ですが、防衛大綱や中期防衛力整備計画により南西諸島の防衛体制を強化するため、地対空誘導弾、地対艦誘導弾部隊を配備する施設だと認識しております。イメージとしては、弾道ミサイル攻撃に備えた装備を保持し、飛来したミサイルなどを探知識別追尾し、島及び周辺海域へ前に対処する部隊だというふうに認識しております。 ◆砂川辰夫君   私が調べたものとは少し違うような気がするけど、いいです。  さらに、市長を応援されたあの方々はですね、ミサイル基地反対とおっしゃいますが、あそこは私の考えではミサイル基地ではありません。警備部隊が駐屯する駐屯地であります。軍隊とおっしゃいますが、自衛隊は軍隊ではありません。ご存じのように特別職国家公務員の自衛官であります。千代田に陸上自衛隊が駐屯してから約2年になります。悲しいかな、いまだに正門前の沿道はミサイル基地反対、軍隊は住民を守らない等々ののぼり、横断幕で埋め尽くされており、隊員及びその家族の皆さんは、1年365日、2年に換算すると730日、来る日も来る日も毎日のようにあののぼりと横断幕を目にして生活しております。よく耐えていると私は思いますよ。全国どこを探しても、あのような光景の駐屯地はございません。あの光景を毎日目にしている自衛官の皆さんは何を感じますか。自分たちはこの島に受け入れられていないとの喪失感、無力感、そして島民の不信感が募るだけだと私は思います。家族は、夫は宮古島の住民の安心と安全を守るために懸命に任務に励んでいるのに、子供たちはお父さんの仕事は友達に自慢できない仕事かな、自衛官という国を守ることを任務として、昼夜分かたず誠実に勤務に励み、平和を愛し、職業としている親や息子、娘を誇りに思い、尊敬してやまない家族にとってはやりきれない気持ちだと私は思えてなりません。  先日、皆さんの記憶にも新しいことと思いますが、痛ましい事故が起こりました。にもかかわらず、数日後、自衛隊反対の皆さんは正門前で反対行動し、聞くに堪えないシュプレヒコールを行っております。反対行動している人は、市長選で市長を応援した人たちです。容認すると言ったのは、これはうそですか、市長の見解を伺いたい。 ◎市長(座喜味一幸君)   どういう方たちが現場でいて、私を全員が支持したというようなことにおいては、ちょっと私は理解はいたしかねますが、いずれにしても、表現の自由だとか言論の自由というものは保障されるべきだとは理解しております。しかしながら、今おっしゃるような、かかるいろんな問題、隊員の家族等々含めての生活圏といいますか、居住環境等々に影響があるような行動は慎むべきだと思っておりますし、特に保育園だとか幼稚園、学校等々にこのような事実があるとすると、やはり控えていかなければならないというふうに思います。 ◆砂川辰夫君   市長、毎週木曜日に反対行動が行われているのはお分かりですか。そのたびに自衛隊の駐屯地の正門前はですね、物々しく入場者が写真撮影をされたり、出入りする業者や車両の通行が片側通行になり、制限を受けることすらあるんです。それは容認ではなくて、見て見ぬふりではありませんか。陸上自衛隊宮古島駐屯地は、国がこの宮古島に自衛隊が必要と判断し、配備した部隊であります。配備計画については住民説明会を複数回開催し、住民に説明し、部隊配備が完了しております。そういう認識で私はおります。彼ら自衛官は、宮古島住民の安心安全のために、日本国の防衛のために駐屯したのであります。反対を叫ぶのであれば、配備した防衛省へ掛け合っていただきたいものであります。市長は、市政運営の基本的な考え方の中で、自衛隊基地、弾薬庫の課題については、市民の理解を得るため、沖縄県知事と連携して国に丁寧に説明を求めると言っておられます。  お伺いします。自衛隊基地の課題、弾薬庫の課題とは何ですか。 ◎市長(座喜味一幸君)   自衛隊基地そのものの課題というわけではございませんが、火薬庫の課題として、地域住民が火薬庫に関していまだ不安があるのではないか、その不安に対して必ずしも十分に説明されているとは言えないのではないかと考えていることから、その不安の解消のために丁寧な説明会が必要であると考えており、また事業完了の際には、宮古島市における自衛隊配備の全体像について改めて地域住民へ説明がなされるべきものと思っております。 ◆砂川辰夫君   去る1月26日には市民団体が、配備予定のミサイルについて住民説明会開催を求めておりました。市長の回答は、市民の理解を得るために国に丁寧な説明を求めるとお答えをしております。市長は、県議時代にですね、尖閣諸島の問題について、自衛隊配備の際、自衛隊配備の緊急性、必要性について県の姿勢を明確にすべきだと質問をされております。また、自衛隊配備が進められる中、県は配備推進を明確に言えない、無責任だ、県民の生命、財産よりイデオロギー県政の姿だと痛烈に批判をされております。この間の質問の内容ですが、これは、前里光健議員の質問の中で、これは容認ではなく、ばりばりの推進だと私は思うのですが、市政運営は知事と連携し、国に丁寧な説明を求めると言っておられます。  市長、お伺いします。自衛隊は容認ですか、推進ですか。市民に対し丁寧に説明すべきは国ですか。その仲立をすると言いましたが、いつ自衛隊に申入れするのですか、お答えいただきたい。 ◎市長(座喜味一幸君)   基本的に私は、沖縄県知事は自衛隊容認である、まさに容認であり、この防災、災害救助、それから人命救助等、救急搬送等含めて、自衛隊の存在というものを認めております。そういう意味で、容認という課題には共通であります。  それから、自衛隊容認といえども、やはり丁寧な地元の了解をいただくべきにはしっかりと説明会をして地元の了解をいただき、強硬配備はしてはいけませんということも全く同じ考えであります。推進か反対かではなくして、現実としてしっかりと生命、財産を守るということにおいて、国の自衛隊の立場というものを、組織の計画というものを容認していくという考えであります。                 (何事か声あり) ○議長(山里雅彦君)   静粛に願います。 ◆砂川辰夫君   これね、もう一回言いますよ。県議時代に、この必要性について、やっぱり推進派のそういうことを話しているんです。県議時と、市長になった今とでは全然違うということですか。私は推進派だと見ているわけ、県議会のときは。今の立場はどうですか、はっきり。違う、違わないでいいです。 ◎市長(座喜味一幸君)   自衛隊の容認、それから我々南西諸島における尖閣諸島の領土領海の問題、そこにおいて漁業の安全操業を守っていくというような基本的なこと、それは自衛隊、警察力、海上保安庁の力、それから消防と、そういう総合的な力をもって、領土領海あるいは国家国民の生命財産を守るべきだという基本的な考え方は全く変わっておりません。我々宮古石垣地域においては、この最近の中国海警法、海警局による尖閣諸島での動きというのが急激に高まっている、これに関しては大変遺憾だと思っておりますし、国の対応を注視しております。 ◆砂川辰夫君   であれば、推進していくべきだと私は考えます。今の市長答弁聞いていても、やっぱり推進していくべきだと私は思っております。  それからもう一つ、この前の質問の、議長確認しますが、これ自衛隊に申入れしたかというの、私はちょっと聞いていないんだけど、話しましたか。自衛隊は容認ですか、推進ですか、市長に市民に対する丁寧に説明すべきは国ですか、この仲立をすると言いましたが、いつ自衛隊に申入れをしたのですか、いつ自衛隊には申入れしたかどうかをちょっと私聞いた覚えはないけど。答えましたか。聞いた。                 (何事か声あり) ◆砂川辰夫君   その答弁もちょっと聞いていないんだ。 ◎市長(座喜味一幸君)   防衛局にもいろんな要請等が届いていることも知っております。コロナ禍の中での説明会等々、ちょっと遅れるような確認はいたしておりますが、あわせまして、保良弾薬庫の完成等々に併せては、これは防衛局が地元に丁寧な説明をなすべき、そういうような思いでおり、市、地元、しっかりと説明を受けたいと思っております。 ◆砂川辰夫君   いいです。私は、市長の答弁を聞いて、百歩譲って、自衛隊推進容認派市長というふうに私は思っておきましょう。  それでですね、お伺いいたします。あの沿道沿いののぼりを撤去しませんか、市長。むしろ感謝の意思を私は示すべきであり、あののぼりは必要はないと私は考えます。それにしても、私がいつも思う不思議なことがあります。陸上自衛隊の駐屯地前にはたくさんのぼりが設置されております。航空自衛隊の基地前には全然ないのはどうしてですか。陸上自衛隊の駐屯は反対で、空自の自衛隊の基地は容認と理解していればよいのですかね。  市長、再度お聞きします。あののぼりや横断幕は撤去できませんか。本当に容認というのであれば、共産党をはじめ、反対していた住民も自衛隊の配備を容認したとのことですから、遠慮なく今すぐ撤去するのが容認を表明したあかしかと私は思えてなりません。お答えください。 ◎市長(座喜味一幸君)   横断幕、のぼり等の撤去ということですが、公共施設または道路などにおいて、関係法令に違反する掲示物等があれば、これはその機関において撤去すべきものであるというふうには思っております。                 (傍聴席から何事か声あり) ○議長(山里雅彦君)   静かに願います。 ◆砂川辰夫君   先月、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、自衛隊は災害派遣に応じ、懸命に対応いたしました。本当に頭が下がります。住民が困っているときは助けてください、でも自衛隊は受けられません、要りません。何ですか、これは。矛盾していませんか。あの正門前ののぼり等を今すぐ撤去し、意識を誠意を示していただきたい。今では報道においても、いまだに自衛隊反対、賛成の記事が庶民をにぎわせていますが、座喜味一幸市長は容認ですが、賛成、反対はもう議論し尽くされ、あの駐屯地ができたのであります。今私が住んでいる保良地区では、自衛隊の弾薬庫、射撃場等の建設が着々と進んでおります。工事関係者によれば、今年度末に自衛隊に引き渡す予定のようですが、いよいよ運用が開始されます。やっと本来の自衛官のあるべき姿で任務に邁進していただけると思います。この2年間よく耐えて我慢したものと思います。これで安全が確保できると私はほっと胸をなでおろして一人であります。  市長、伺います。自衛官が市民の安全を担っていることを広く市民にアピールすべきです。既に運用が始まっている宮古島の自衛隊とどのように関わっていかれるのか、最後にお聞かせいただきたい。 ◎市長(座喜味一幸君)   自衛隊の今回の新型コロナウイルス感染拡大の対策についても私は大変感謝申し上げたところではございますが、しっかりと内容を市民にも情報を提供する、市民生活に影響がないように運用していく、こういうことが大変、国と地方自治体の立場として当たり前の関係を構築しながら、市民の不安解消に努めてまいるべきだというふうに考えます。 ◆砂川辰夫君   サトウキビの件で私はお聞きしたかったんですが、時間がもうないんで、これ6月にまた聞きたいというふうに思います。ただ、考え方としては、サトウキビ農家への助成金はこの1億5,000万円の使い方が私は問題があるんじゃないかと、もうちょっと使い方として、例えば堆肥をまくにも、この堆肥をまく機械があるんです。これ70万円からあるんです、安いのでコンパクトなのは。そういうものでも、今ハーベスターが各地区にあるとおり、そういうのを配分していくべきじゃないか。この1億5,000万円をただばらまくという、それでは所得向上にはなりませんよ、市長。もう一度再考してですね、これは堆肥とか機械の使用料の、この還元に充てていくべきものだと。しかも、向こう4年と言っている。松原農林水産部長そういうふうに委員会では言っていた。そうじゃなくて、もうしようがない、昨日どこかの保良のじいちゃんが、隣のじいちゃんが来ていたんだけど、座喜味一幸市長はお金をくれると言っていると喜んでいたんだ。それをしょげるわけにもいかないんで、今年はもうどうしようもないんで、次4年間と言わずにですね、来年、今年度で終わってですね、新年度で、次に再考していただきたいというふうに思います。答弁いいですよ。 ○議長(山里雅彦君)   市長、簡潔にお願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   農家の高齢化含めて、宮古島の農家の約7割以上がサトウキビに従事しているという現実、そういう中において、サトウキビというのは、安全保障も含めて地域を支えている主要な産業、そういう状況を踏まえたときに、しっかりと生産意欲を持つこと、また後継者が持つこと、地力を増産すること、合理化を図ること、そして集団化を図ること等、サトウキビの課題というのは大変大きいものがある。そういう今のサトウキビの支援の制度というものをもう一回トータルして見直すこともさることながら、やはりサトウキビの今回の事業費、それはまたそれなりに大きな効果があるというふうに思っております。 ◆砂川辰夫君   時間ですので、これで私の3月定例会の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(山里雅彦君)   これで砂川達夫君の質問は終了しました。  しばらく休憩し、3時50分から再開します。  休憩します。                                     (休憩=午後3時37分)  再開します。                                     (再開=午後3時50分)  本日の会議時間は、議事の都合によりこれを延長します。  休憩前に引き続き一般質問を行います。  順次質問の発言を許します。 ◆高吉幸光君   公明党の高吉幸光でございます。座喜味一幸市長、また大城裕子教育長、就任おめでとうございます。多数野党の中で、非常に政局の運営というのは難しい部分があるかと思いますけれども、しっかりまた調整をしていただければ、我々もいいものはいい、悪いものは悪いというふうに言っていきたいというふうに思っておりますので、ぜひともそういう運営をね、しっかりやっていただきたいなというふうに思っております。  毎回いろいろと今定例会までずっとやっているんですけれども、今見るとCO2濃度が1,500を超えておりまして、換気が必要だというふうに出ております。ここサーキュレーター含めてですね、やっぱり換気システムを少し見直したほうがいいのかなというふうに思っております。そういうことをちょっと指摘しながら質問に移らせていただきたいというふうに思います。  1番、市長の政治姿勢についてでございます。南静園の将来構想についてということで質問を上げさせていただいております。施政方針の中でですね、国立療養所宮古南静園の将来構想について市として積極的に関わるというふうにおっしゃっております。やはりもうあそこは、私が以前将来構想について質問したのが平成23年9月定例会で質問をした折で、平均年齢が82歳でありました。今あれから9年たっておりますので、90歳超えているというふうな状況の中で、あそこの将来構想というのはもう待ったなしという部分になってきているというふうに思います。国の施設ですので、市が主導権を握るということはまずできはしませんけれども、やはりあそこが後利用をどうするのかというものに関しては国からしっかり話を聞かなきゃいけないと、そういうふうに思っておりますけれども、現状としてのお考えをお聞かせください。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   南静園の将来構想についてのご質問にお答えいたします。国立療養所宮古南静園につきましては、その将来構想については平成21年に策定されております。これには宮古島市も関わってございます。今年で12年目ということになります。当時と比べまして入所者数も減っており、取り巻く状況の変化等があることから、まずは当時策定しました将来構想の精査が必要であるというふうに考えております。議員もご指摘のとおり、国立療養所宮古南静園は国の施設であることから、その将来構想の実現については国との連携も重要だと考えております。また、国立療養所宮古南静園入園者自治会はもとより、国、県と連携して将来構想について話し合い、具体的な活用方法については南静園入園者自治会の考え方を優先に進めていきたいというふうに考えております。また、これまで県がなかなか前面に出てこなかったというような状況が、私たちとしてはあったというふうに考えておりますので、昨年からそういう意味で県を交えていろんな問題を話し合う場を設けてございますので、その辺も活用しながら積極的に関わっていきたいというふうに考えております。 ◆高吉幸光君   以前質問した平成23年のときにではですね、施設内の海岸を利用したエコガイドツアーや福祉団体事務所の園内誘致計画とか、そういったのもありましたし、これまでの間に私たちのほうにもサービス付高齢者向け住宅という、サ高住のものができないかというふうな民間からのお話もありましたし、例えば入園していた部屋があるわけですから、そこをしっかりと利用した、例えば1週間かけてしっかり体を調べてもらう人間ドックの施設にするとか、いろんな提案とかいうのがあったかというふうに思います。今現在として平成21年から策定をしたものということでありますけれども、施政方針の中でしっかり関わっていくという話であるので、今具体的なというか、何かこういうものができたらいいんじゃないかというような腹案はございますか。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   国立療養所宮古南静園の将来構想につきましては、先ほど説明しましたとおり、平成21年5月に策定をされているものでございます。この中ではですね、大きく分けて4つの活用について提言がされております。医療施設としての活用、それから人権啓発研修施設としての活用、福祉施設としての併用、それから交流の場としての活用、この大きな4つの提言がなされております。このうち人権啓発研修施設としての活用は、既に一部は実施されております。今高吉幸光議員から提案のありましたサービスつきの高齢者住宅につきましては、福祉施設としての活用という形になってくるかと思いますけれども、施設そのものもですね、大分老朽化が進んでいる部分もございまして、やはり施設の点検、そういうものも行っていかないと、今後どういうような活用ができるかというような話が展開していけないというふうに考えておりますので、その辺も含めて、やはり県、国と連携をして考えていくことが必要じゃないかというふうに考えております。 ◆高吉幸光君   これ以前の話ですけれども、熊本のほうでは民間の保育所が運営を始めるとか、香川のほうでは芸術祭の会場として使うとか、いろんな活用方法がやっぱり出てくると思います。人権という部分に関して言いますと、これはやっぱり絶対必要だろうと、ここは外せない部分だというふうに思いますので、ここを踏まえた上で、しっかりと国と、また県と協議をして、国立療養所宮古南静園の利活用、しっかり考えていただきたいというふうに思います。  次に移りたいというふうに思います。2番目です。下地島空港の活用についてです。下地島空港の航空貨物輸送体制の構築に向けた取組をしていくというふうに施政方針の中でもうたわれております。これまた具体的な内容というのはどういうふうに考えていくのかお聞かせください。 ◎企画政策部長(友利克君)   まず、この航空貨物輸送体制の構築に向けてなんですが、この事業につきましては昨年11月に開催された市内経済団体と市との意見交換会の中で、地元の代表の方から、新型コロナウイルス感染拡大の影響で島内消費が激減し、深刻な経営状況にあると。そこで、島外、国外への販路拡大のために、下地島空港においても航空貨物事業が実施できないかというような要望などがございました。それを受けて、市内の運送業者の皆様からですね、聞き取りなどを実施して、航空貨物輸送体制の整っていない下地島空港において、やはりその調査事業から始めるべきではないかということでもちまして、今回この事業を導入するものでございます。  内容としましてはですね。内容といいますかね、スキームといいますか、流れといいますか、まず農家や漁師の皆様から、荷主ですね、荷主から商品などを目的地までへ届ける過程において発生する費用について、その採算性があるのか、継続的に運用することは可能なのかなどを実証いたします。さらに、1年間を通してどの時期にどのような貨物ニーズがあるのか、ニーズに最適な発着時間帯の航空便についても検証していきたいというふうに考えております。  先ほど申し上げました下地島空港においては、これまで貨物の取扱いをしておりません。そういうこの今回の事業の中でですね、採算性、貨物ニーズの検証は、導入する上で必要なことだというふうに考えております。下地島空港における貨物事業の継続性が示されて、貨物取扱いが可能となれば、市民、観光客の利便性がさらに向上するものだというふうに期待をしているところでございます。 ◆高吉幸光君   地元の荷物について、貨物を含めたいろんな活用方法ということでありますけれども、これまでもマンゴーの積み残しですとか、夏場になりますと必ずそういうふうな問題が出てまいりました。そのために何か貨物便を飛ばせないかとかいうふうな話が結構これまであった上で、貨物便の就航自体はなかなか難しいぞというお話がこれまでずっとあったかというふうに思っております。沖縄の那覇空港のほうは物流のハブをやっておりますけれども、2009年に始めてから、当初はよかったんですけども、だんだん、だんだんちょっと落ち込んでいくような形で減便になっているというふうな現実があります。その一番の要因というのが、羽田空港が国際化したことが要因というふうには言われておりますけれども、そういうふうな中で、那覇空港みたいな大きなところでも物流のものに関して厳しい部分があるので、本当にこれはしっかり考えていかないと、事業実証実験で終わりそうな気もするんですね。ただ、物流というのはもうしっかりもう物はあるわけですから、これをどういうふうにしていくのかというふうなのはやっぱり考えていかなきゃいけないなというふうに思っております。であるならば、那覇空港も含めて、そことの連携というか、そういったものも必要であるかと思います。これは実証実験のもっと先だと思いますけれども。ただ、宮古島の場合には、台風になりますと物流が滞ってしまうという現実があるので、冷蔵冷凍施設を造っておりますよね。こちらというのは、やっぱり最初は下地島空港のほうに倉庫がないとか、そういうふうなのも含めて、そことのやっぱり連絡というか連携が必要になってくるんじゃないかなというふうに思いますけれども、そちらとの連携の方法というか、それに関してはご意見ございますでしょうか。 ◎企画政策部長(友利克君)   やはり下地島空港の中で航空貨物を取扱いをしていないという現状の中での輸送体制がどのように構築できるのか、そのままですね、そのままの状態でもって今回は実証調査をしていくということでございます。  それから、既存、就航しているのは、香港エクスプレスも含めますと3路線ほどありますけども、現在やはり安定的に運航をしていただいているのはスカイマークのみでございます。そのため、今のところの想定としましては、スカイマークの旅客便ですね、これとの連携を図りながら実証をしていくということになります。この事業は、現在宮古空港において滞貨する状況があるとか、そういうことがありますので、そういういわゆる宮古島における農産物などもですね、島外に運ぶ、国外を含めて、県外も含めてですね、本土も含めて、島外に運ぶ手段をさらに広げる。それによって、さらには宮古島の特産品、農産物等々ですね、水産物も含めて、こういったものの販路が広がっていくんじゃないかという期待も含めてですね、今回の実証事業が行われるということについてはご理解いただきたいと思います。 ◆高吉幸光君   基本的にはメインはやっぱり宮古空港だと思うんですね。そこで、例えば積み切れなかった場合、下地島空港の活用ができるんじゃないか、そういうふうなものもあるかというふうに思います。1つの自治体で2つの空港を抱えている自治体というのは、唯一もうここだけだというふうに思っておりますので、やはりいろんな活用方法は検討してしかるべきだというふうに思いますので、ぜひまたここはしっかり頑張っていただきたいなというふうに思います。よろしくお願いいたします。  次は②ですね。下地島空港の「宇宙港」事業について、現状のスケジュールを教えてください。 ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後4時07分)  再開します。                                     (再開=午後4時07分) ◎企画政策部長(友利克君)   聞き取りをした内容といささか違っているということでありますけど、聞き取りをした内容でお答えしたいと思います。  まず、無人機実験が延期となっているということでございます。事業実施主体でありますPDエアロスペース株式会社によりますと、理由について2つあるとの説明でございます。1つ目としましては、一部の装置、これは地上の通信システム装置だそうです。この装置の改修とその検証に時間を要しているとのことです。2つ目としましては、国土交通省航空局からの飛行許可受理に時間を要している。この2つが遅れている理由のようでございます。なお、これらの遅延要因に対しては対応が進んでおり、無人機技術実証については3月を予定しているとのことでございます。 ◆高吉幸光君   すみません。この文面のとおりの中の内容としてこれから聞こうかなというふうに思っていたところだったんですけれども、お答えいただきありがとうございます。  この「宇宙港」事業というのは本当に宮古島を含めて、先ほど下地島空港の活用としては本当に夢のある事業だというふうに思います。私ももう再三申し上げているかと思いますけれども、あそこはもうスペースシャトルの緊急避難基地に指定されていた期間がありましたから、私も1期目のときからずっとあそこを宇宙港にという話でやってきましたけれども、途中でアメリカのスペースシャトル計画自体が終了したということで、なかなか活用方法としては今のところはできないなということで、今下げてはいたんですけれども、非常に夢のある事業が宮古島としてね、取り組んでいけるかなというふうに思っております。  これはチャンスだとやっぱり捉えなきゃいけないだろうというふうに思っておりまして、そういった宇宙関係のものですぐ思い出すのはやっぱり種子島の宇宙センター、あそこの発射のときに必ず中継が入ったり、あとはそれを見学にというか、その発射を見に観光客というのが結構種子島のほうにいらっしゃいます。そういったのも宮古島の場合にはいろんな、スポーツアイランドとか、エコアイランドとか、いろんなのもありますけれども、昨年ですね、下地敏彦前市長が宇宙に行ける島、下地島みたいな話でやっておりました。やっぱりそこは、そこの先進地であります種子島の南種子町ですね、こういったところのホームページとかを見ますと、ロケットコンテストとか、種子島宇宙芸術祭とか、そこにまたJAXAの関連のリンクが張られてあったり、ロケット打ち上げ見学場所とかいうふうな形でね、やられております。飛行機タイプで要は宇宙に上がっていくというふうなものであります。  下地島空港自体は、航空マニアにとっては聖地と呼ばれていた場所でありまして、非常に離れてはおりましたし、橋が架かる前でも航空マニアの方は結構17エンドとか、あの辺から飛行機を撮るとか、タッチ・アンド・ゴーを見るというのが非常に隠れたスポットではありました。こういったものを、しょっちゅう行われるものではないからこそ、しっかり観光のこんなイベントがありますよと、こういうふうに実験がありますよと。その日程は流れても、これ構わないんですよ。種子島の場合も、発射直前までいって、最後のカウントダウンですみませんと、不具合が出たので今回は中止ですというふうな形、そこまで含めていわゆる人類の技術の進歩を見て、見れるというふうな、そこが一番いい点かなと。また、そこに子供たちが絡んで、将来的に宇宙飛行士になりたいとか、パイロットになりたいとか、そういうふうに思っていただければ非常にいいかなというふうに思います。こういったものをまた次の観光のメニューの一つにやっぱり加えていったらというふうに思うんですけれども、これについてちょっと市長のほうに見解いただきたいなというふうに思います。よろしくお願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   高吉幸光議員の質問にお答えしますけれども、もうおっしゃるとおり、同感でございまして、この近々においては6号試作機ももう下地島空港に来てお披露目もしたと聞いておりますが、その実飛行も着々と進んでいるというような話聞いております。おっしゃるとおり、非常に直接にこの社長に宮古島における経済効果の波及性、考慮してくれというような話等の中で、やはり夢、観光、そして人づくりというような、宇宙のいろんな訓練等々も含めた可能性というものがこれから展開していくものというふうに思っております。市としてもこの宇宙船、宇宙旅行のフロント、玄関として、世界津々浦々に広く名を売り、またこれが大きな産業振興、なかんずく観光の振興の核になっていけばというふうに期待し、これからも一生懸命支援すべきところを支援していきたい、そのように思っています。 ◆高吉幸光君   宇宙港以外にもあそこを舞台にした宇宙に向かうアニメーションも昔ございまして、ここでも何度か取り上げておりますけれども、そういったものも踏まえて、本当に夢のある事業としてしっかり宮古島の核になる事業になっていただければなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  次に移りたいというふうに思います。新型コロナウイルス感染症はいまだ世界各地で猛威を振るっており、宮古島市でも1月末からの陽性者の急増は全国ニュースになるなど注目を集めました。それで質問させていただきます。①、高齢者施設の利用者及び職員等のPCR検査はもちろんですが、うがいや手指消毒、施設等の消毒が大事であり、感染しない、また感染を広げないことが最重要です。きちんと対策が取られているか、パトロールや定期的な指導が必要ではないか、これについてお聞かせください。 ◎福祉部長(下地律子君)   高齢者施設のパトロールや定期的な指導についてお答えいたします。高齢者施設や介護事業者等に対しましては、厚生労働省が発する新型コロナウイルス感染症の予防対策関連の情報を周知するとともに、事業所等の予防対策担当職員を対象にした研修会を開催してきたところでございます。今年1月下旬、本市において新型コロナウイルス感染症のクラスターが高齢者施設等で発生し、そのことは大変重く受け止めております。現在介護施設等におきましては、感染防止対策として職員以外が施設の中に入ることがなかなか厳しい状況もありますが、今後県や市の関連する課と連携を図りながら、定期的な指導の実施の方法を検討していきたいと考えております。 ◆高吉幸光君   本当に高齢者施設でのクラスターというの物すごく大変でした。45名中9名が亡くなられるというふうな、本当に痛ましい結果になってはいます。また、高齢者の人たちは外に出ないわけですから、持ち込んだのはやっぱり職員であり、出入りをしている人だというふうに思いますけれども、その人たちもうつりたくてうつったわけではなく、うつしたくてうつしたわけではないと、ここは本当に大事なところです。このところ1年以上、コロナ対策の中で消毒をしなきゃいけない、これをやらなきゃいけない、それがずっと続いていると、やっぱり慣れというのが。どこかで抜けてしまうんですね。これをやっぱり、どうなんだということでチェックするというのが大事なんですね。毎回毎回、もう毎週毎週、また毎日毎日でもいいです。これはやったか、あれはやったか、それをね、本当にやっていただきたいなというふうに思っております。  本来であれば、こういうふうな指導をするのは保健所だというふうに思いますけれども、保健所も含めて、例えばちゃんとできているのか、チェックシート。例えば民間のトイレとか行きますと、特に飲食店行きますと、トイレ掃除しました、必ずチェックつけてありますよね。ああいうふうなものも踏まえて、来たら自分は手洗いしましたかチェック、手指消毒しましたか、チェック、これをきちんとやっていかないと、あの教訓というのは生かせない、そのように思います。これは、非常に大事なことなので。これは、高齢者施設だけではなくて飲食店も、本当にこの辺は大事だというふうに思っております。  こっち電源ちょっと切れましたけれども、今、大体換気の目安というのが二酸化炭素濃度で分かるんだという話を何度か議会の場でもさせていただいております。先ほど1,400ありましたけれども、今見ると977と。今換気は辛うじてできているというふうな状態になってきました。こういうのもしっかり活用しながらね、例えばこの器械置いて、換気がしっかりできているかどうか確認をしてくれとか、そういうふうなことも非常に大事だというふうに思っております。これは本当に宮古島市だけではなくて、やっぱり国も県も含めてね、やっていかないといけないですし、また民間のほうとのきちんと協力をして、こういうふうに感染を広げないように、こういうふうにやっていければお店も開けるんだ、経済活動もできますよというふうにできるレベルまでね、本当にやっていただきたいなというふうに思っております。これについてもまた市長、何か決意のほどあればお願いしたいんですが、よろしいですか。 ◎市長(座喜味一幸君)   感染拡大の大きな場所というのはやっぱり飲食街から起きているなというふうに私のほう個人的には思っておりまして、そういう密集する地域における、そういう計器等による測定値を見ながらの、換気効果というものをチェックしながらの、こういう運営、あるいは会合等の把握等、確かに効果が出るものだというふうに思っておりますから、どういう形でそういうことがやっていけるのか、ちょっと留意しながら検討していきたいなと思います。 ◆高吉幸光君   よろしくお願いします。先ほど狩俣政作議員もおっしゃっておりました。本当にもう医療現場の人の話を聞くと、やっぱり医療崩壊もほぼ起きていたんだと、それを何とか皆さんで乗り切ったというふうな状況でした。先ほども言いましたけれども、4名部屋に6名、1人部屋に2名、足りなくて廊下というふうな話もあったというふうに聞き及んでおりますので、本当にこんな中で現場の人たちというのは、ある意味命がけで守ってくれていると、それにやっぱり応えていかなくてはいけないなというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。  ②です。長期化する中で経済的に逼迫する市民がまだまだいらっしゃいます。特に取り残されているのが日雇いの形態で働く方たちです。何かしらの対策はないでしょうか、お伺いします。 ◎観光商工部長楚南幸哉君)   対策というか、そういう事業がありますよという形で答弁します。新型コロナウイルス感染症の影響により休業された中小企業の労働者のうち、休業手当の支払いを受けることができなかった労働者に対し、新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金の支給制度がございます。ご質問の日雇いやシフト制の方も、実態として更新が常態化しているようなケースにおいて、申請対象月において、事業主が休業したことについて労使の確認が一致した上で支給要件確認書を作成すれば、支援金・給付金の対象となるとお聞きしております。 ◆高吉幸光君   私も調べて、こういうのができるんじゃないかということで、それで相談に行ってくれという話をすると、相談したけど駄目だったというふうな方が大半でございました。やっぱり本当に取り残されているんですね。特に西里の飲み屋のお姉さんたちとか、そういう人たちというのは、形態として日雇いでやられている方が結構いらっしゃると聞いております。そういう人たちの話を聞くと、時短要請が来たら、要は短い時間で夜従業員働かなきゃいけないので、シフト制になって働く時間が短いのに、さらに1日減る、2日減るみたいな話があると。これで本当に困っているんだ。ある意味メールで来たの、また地獄が始まったというふうなことを言っていた方もいらっしゃいました。これは、本当に市だけで対策できる話でもないですし、今またひとり親関係のもので5万円というふうなのも出てきております。国もまだまだこれから対策を打ってくるというふうに思いますし、また県のほうもやってくるというふうに思います。また、そこにしっかり市もやっていただけたらなというふうに思います。  また、同じようにですね、飲食店とかそういったところは休業補償金というか、協力金というか、そういうふうなお話が結構あるんですけれども、結構ずっと開けているんだけれども、もうお客さんが少なくて大変だというふうなお土産品店ですとかね、こういったのは国の制度の中で幾らかできてはいるんですけれども、長期化してくる中で、経済的にやっぱりちょっと苦しくなってきたという話もね、やっぱり聞こえております。もう市長、しっかり経済界含めて、そういったところのね、意見もしっかり吸い上げて、取り残さないようにぜひお願いをしたいなというふうに思っております。  次に移ります。2番ですね。宮古島市でも医療従事者へのワクチン接種が始まりました。日々様々な発表があり、情報の収集が重要であります。また、医療機関や医師会との連携を取らなければなりません。①、ワクチン接種事業における宮古島市としての役割はどういうものか教えてください。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   ワクチン接種事業における宮古島市の役割についてお答えいたします。宮古島市におきまして16歳以上のワクチンの接種対象者、これが4万6,904人いらっしゃいます。このうち医療関係者が1,664人というふうになっております。この1,600人余りにつきましては、これは県のほうで実施をしていきます。残り4万5,000人余りの市民の皆様について、宮古島市が主体的になってコロナのワクチン接種を行っていくということでございます。  具体的に市が行います役割といたしましては、まず連携型医療機関の確保、これ議会の皆様からも、かかりつけ医でもできるようにしてほしいということでございました。この連携型医療機関がかかりつけ医ということになってくるかと思います。その確保と、そのかかりつけ医との委託契約、そして接種費用の支払い事務、また、医療機関以外の接種会場、これは集団接種会場ですね、そういうところの確保、それからそういう医療機関以外の集団接種会場における医療従事者の確保、それから必要な物資の確保、会場の運営、それから住民への情報提供、対象者のリストの作成、予診票や接種券等の個別通知の発送と予約受付、割り当てられた冷凍庫配備やワクチンの医療機関等への配分も市が行うことになります。また、コロナワクチンの接種に関する住民からの相談に応じることも対応していくということになっております。具体的な業務はたくさんありますけれども、とにかく市民の皆さんへの接種は市が主導になって行うということでございます。 ◆高吉幸光君   本当に多岐にわたる部分が出てくるかというふうに思っております。  ②になりますけれども、ワクチン接種の要件はということでございます。これについては何名か聞いておりますので、対象が16歳以上の者と設定というふうにありますけれども、接種不適当者に当たる部分はどういうふうなものがあるのか、もしくはほかの要件があれば教えていただきたいというふうに思います。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   ワクチン接種の要件についてのご質問がございました。これ先週の質問の中でもお答えしましたけれども、対象は16歳以上の市民ということになっておりまして、予防接種には任意接種、それから定期接種がございまして、今回のワクチン接種は臨時接種ということですけども、定期接種という形で、努力義務が適用されることになっております。できるだけ努力をするということでございます。ただ、16歳以上でありましても、妊婦または妊娠している可能性のある女性につきましては、胎児等への影響が確認されていない状況であることから、予防接種上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ、主治医と相談して接種可能ということになっております。  また、高吉幸光議員からありました接種不適当者として、接種時に明らかな発熱がある方、重篤な急性疾患に罹患中の方、これ病気にかかっている方ということですね。それから、ワクチンの成分に対し重度の過敏症の既往がある方、その他予防接種を行うことが不適当であると医師が判断する方などは接種を見合わせることになっております。 ◆高吉幸光君   接種不適当者に関しては、当日接種のときの、やっぱり予診、あれが必要だというふうに思います。予診票とかそういったものをしっかりやらないと、やっぱりそこで発熱しているのに受けてしまってアナフィラキシーショックが起きたとか、何かあったりしたら本当に非常に大変なことになりますんで、ぜひきちんとやっていただきたいなというふうに思います。  ワクチンを接種するのにはですね、やはり市としての一番重要な部分かというふうに思いますけれども、ワクチン接種記録システムの構築ということが必要になってきます。これ自体はですね、自治体の住基台帳も含めた予防接種台帳の中から、LGWAN入りますけれども、そこの中から情報を抜き出しをして、ワクチン接種記録システムというのはやっぱり構築しなきゃいけないというふうになっております。ここに必要な情報というのはですね、マイナンバーを使って、宛名番号、自治体コード、接種券番号、属性情報、氏名、生年月日、性別とか、あとはそこに接種の状況、接種回数1回目、2回目、接種日、ワクチンのメーカー、それのロット番号というふうな部分やっぱり抜き出していかなきゃいけないというふうになっております。このロットとか、そこは後から入れるような形になっていくと思うんですね。これの中で、この抜き出して、やっぱりシステムの中で接種のデータベースをつくらなきゃいけない。これに関して打ち込みが必要になってくるんですけれども、この抜き出しに関して国のほうも予算をつけるというふうに言っておりますけれども、この名簿の作成状況というのは現在どのようになっておりますでしょうか。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   ワクチンの接種に必要な予算につきましては、国のほうから補助が行われることになっておりまして、宮古島市でもその必要額について申請を行っているところでございます。高吉幸光議員がおっしゃいますワクチンの接種記録のシステムに関してでございますが、これについては現在国で最終の構築準備を急いでいるということでございます。また、その運用や実際に端末となりますタブレットにつきましても、これから市のほうに配布されるということで、準備中というふうに伺っております。  それから、高吉幸光議員のほうからもありましたとおり、ワクチンの接種予約システムについては、現在使われております住民基本台帳のシステム、こちらのほうからデータの抽出等を行いまして、市の健康管理システム、現在既に運用しておりますけれども、これを改修することによって、予防接種の記録システムへ抽出して、その改修を行ったシステムで構築を行っていくということで準備をしているところでございますが、まだ十分には、これから業者のほうで取り急いで3月末までには改修を終える見込みということになっております。 ◆高吉幸光君   非常に大事な作業ですし、でも既存のシステムを改修していくような形であれば非常に早くできるかなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  次に移りたいと思います。④ですね。接種の会場としてJTAドームの活用はというふうな質問でございます。先日宮古島市保守・中道系議員団の中でちょっと市長のほうに申入れをした中で、公的機関を含む21か所で実施の協力の意向をいただいております。その中でですね、集団接種も予定しておりまして、今度は接種計画が示す会場は6か所と、平良地区は2か所に分け、旧市町村地区は1か所ずつ設けるというふうにありますけれども、場所的な部分も考えるとJTAドームの活用というのは非常に大事かなというふうに思いますけど、これについてはいかがでしょうか。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   高吉幸光議員からもありましたとおり、宮古島市におけるワクチン接種につきましては、まず医療機関、かかりつけ医などによります医療機関で21か所、今応募をいただいております。それから、そういうかかりつけ医に行っていらっしゃらない方、そういう市民を対象にして集団接種を行うということで想定をしておりまして、こちらについても旧市町村ごとに公民館などをですね、選定をしております。ただ、問題はやはりワクチンの供給量でございまして、1日にどれだけの方がワクチンが接種できるかというのがまだ非常に不明確な部分がございます。そういう意味で、たくさんの方がワクチンを接種できるように、ワクチンが供給された場合はですね、一番大きな、会場がゆったりとして駐車場も広く整備されておりますJTAドーム宮古島の活用も検討していきたいというふうに考えております。いずれにしても、ワクチンの供給量によって、その会場も変わってくるということになろうかと思います。 ◆高吉幸光君   21か所が今手を挙げていただいているということであります。それの記録にはですね、やっぱりすぐネット経由でシステムのほうにデータが行かなきゃいけないということで、4万1,000台国が用意しております。これ人口割でいくと大体宮古島18台ぐらいかなというふうに思ってはいるんですけれども、宮古島市に何台入ってくるか、現状で分かりますか。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   システムへの打ち込み作業などを行いますタブレット端末になりますけれども、個別医療機関分21台、それから市の集団接種分1台の合計22台を今国のほうに要求しております。また、これについてはですね、既に国のほうから配付の決定がされているということでございます。3月中には届くということになっております。 ◆高吉幸光君   ⑤に移りますけれども、これはもう要望として言っておきたいというふうに思います。陰性証明の話が今定例会は話題になっておりますけれども、陰性であっても、その後感染したら、結局証明のものが72時間ぐらいしかないというふうにおっしゃっておりました。ワクチン接種証明書というのは、やっぱりその意味ではもう少し効力的な部分高いかなというふうに思っております。ただ、ワクチンを接種したからといって感染しないわけではないですし、発症しないわけではないと。これはあくまでも、私はちゃんと受けましたよというふうなものを証明できればいいかなというふうに思いますので、これも各自治体によって対応がちょっと違っているというふうに思いますけれども、これは希望者には発行できるようなシステムをぜひよろしくお願いしたいなというふうに思います。  3項の食肉センターのほうについての質問をさせていただきます。順番を変えまして③のほうからやりたいと思います。食肉センター経営維持負担金が2,153万6,000円計上されておりまして、前年から587万5,000円増加している、これの要因を教えてください。 ◎農林水産部長(松原清光君)   食品衛生法等の一部改正により、令和3年6月より全ての屠畜場においてHACCPに基づく衛生管理基準が制度化されます。それに伴い、屠畜作業の衛生管理等がより強化されてきます。現在宮古食肉センターの屠畜作業員は2名で行っていますが、現状では改正施行されるHACCPに基づく衛生管理基準の認証が困難であることから、HACCPの認証を受けるには屠畜作業員5人体制が必要となり、屠畜作業員を増員することでHACCP対応が可能となることから、今回増額して対応していきたいと考えています。 ◆高吉幸光君   HACCP対応になるということは、人員も増員しないといけないということですので、非常にいいことかなというふうに思っております。  じゃ、①のほうに移りたいというふうに思います。ヤギの生産者からヤギの血や内臓を利用したいが、宮古食肉センターでは取り扱っていないということなんですけども、これはそうなのかどうか、お伺いします。 ◎農林水産部長(松原清光君)   現在ヤギの血や内臓の利用については、職員数が少ないことや衛生管理基準に対応できないことから、取扱いをやっていないとのことでありました。しかし、ヤギの食用血液の取扱いについては、ヤギの食用血液を利用した加工品の製造に興味のある企業があることから、山羊生産流通組合、それから市畜産課で宮古食肉センターにヤギの食用血液を取り扱うようお願いをしているところであります。このことについて再度宮古食肉センターへ聞き取りをしましたところ、衛生管理対策を強化して、搬入する農家へも衛生対策としての屠畜するヤギの洗浄等について協力をお願いしながら、衛生管理基準をクリアして、屠畜物の血についても取り扱えるようにしたいとのことであります。 ◆高吉幸光君   やるということなので、②は割愛したいというふうに思います。ヤギ、個体としてはやっぱりまだ、大型化しているとはいえ、小さいですよね。その中で、利用したいと言われていた血とか内臓とかが捨てられるような状況ですと、手元に入ってくるお金もやはり少なくなるというふうな認識だというふうに思っております。宮古島でヤギのチーイリチー食べられるところ1か所、ほかにあるかどうか分からないんですけども、知ってはおりますけど、そこ八重山のヤギを使っております。そうやって石垣のほうも沖縄本当のほうもしっかりヤギの血、また内臓、利用できております。そういうふうに宮古島もヤギの増頭体制移っているわけですから、やっぱり全部利用できるようにね、命をいただくので、無駄にしないような形をしていただければなというふうに思います。  昨年の12月定例会でしたか、私がジンギスカンみたいな形でやって漬け込んでおけば、冷凍もできていいよという話をしました。早速ヤギさし使って、ジンギスカンのたれを作って食べました。めっちゃおいしかったです。またね、食べる方法というのもヤギ汁とかヤギさしだけではない、いろんな食べ方がやっぱりあってしかるべきだというふうに思いますので、ここは農家の皆さんもそうですし、JAも含めて協力しながら、新しいメニューをしっかり構築していただきたいなというふうに念願をしております。  それでは、最後にですね、3月末をもって退職をされる松原清光農林水産部長、また来間克消防長をはじめとする職員の皆様、長年お疲れさまでございました。今後の皆様のご活躍を祈念し、令和3年3月定例会、高吉幸光の一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 ○議長(山里雅彦君)   ちょっと休憩します。                                     (休憩=午後4時44分)  再開します。                                     (再開=午後4時44分)  これで高吉幸光君の質問は終了しました。  お諮りします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」の声多数あり) ○議長(山里雅彦君)   ご異議なしと認めます。  よって、本日の会議はこれにて延会します。                                     (延会=午後4時45分)...